...訳詩とはどうも受け取れない...
芥川龍之介 「パステルの龍」
...読者もしこの拙訳と同時にまた一戸君の書に採録された英訳や同君の達意の訳詩を参照されれば...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...生田春月の訳詩がのっていた...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...富永太郎というひとのものであるが、あの中の詩二篇、訳詩一篇は、いまでも私の暗い胸のなかに灯をともす...
太宰治 「もの思う葦」
...鈴木君の『訳詩抄』が出来上つてから...
辰野隆 「書狼書豚」
...世の多くの訳詩にして...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...もつとも詩の特質は、各の読者に各の主観的幻想をあたへることに存するのだから、訳詩を通じて、外国人が外国流に勝手なヴィジョンを構成し、勝手な主観的解釈をしたところで、一向に何の差支へもないわけであり、むしろ訳詩の本来の目的がそこに有るとも言へるのである...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...すべての訳詩は誤訳であるほど好いといふ結論になる...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...訳詩の能事は、単に原詩の想念(思想)を伝へるに止まる...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...すべての訳詩は、それが翻訳者自身の創作であり、翻案である限りに於て価値を持つてる...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...仏蘭西語の訳詩者として定評がある...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...すべての訳詩が翻訳であり...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...訳詩を読む人々への注意は...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...皮相なる翻訳詩の西洋模倣によつて光輝を汚されて居た...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...昔の子なほかの山に住むといふ見れば朝夕煙たつかな明治の末年故上田敏先生が大陸の象徴詩を移植しようとして訳詩の業を起され...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この訳詩は、上田さんの蘊蓄がその中に傾けられたとでも言はうか、その天分が処を得て発揮されたとでも言はうか、実に見事な出来で、寛先生の数篇の長抒事詩以外日本の詩で之に匹敵するものはないと私は信じてゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...W. Wordsworth の古い翻訳詩の愛詠家だつた...
牧野信一 「鏡地獄」
...その訳詩を歌の訳詩で有名な石倉小三郎...
三浦環 「お蝶夫人」
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