...今日以後の文人は山林に隠棲して風月に吟誦するような超世間的態度で芝居やカフェーにのみ立籠っていて人生の見物左衛門となり見巧者訳知りとなったゞけでは足りない...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...塾に通う書生のまえでは恐ろしい訳知りに...
太宰治 「ロマネスク」
...また二度出るは気の毒なものと察してやるが訳知つた人の情(なさけ)なり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...カルデラが訳知り風に大股で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...この連中こそ訳知りだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...つまり訳知りってことだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...理解できないが、訳知りが言うに、原因は娘のメイ・ヘアデール嬢にあり、コプリがぞっこん惚れたからだとか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...訳知りのように首を振った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...おじさまだけがその訳知っていらっしゃいますけれど...
室生犀星 「蜜のあわれ」
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