...口訥(くちごも)る萬物の中(なか)に立ちて...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...訥々として肺腑よりでる言葉は聴くものの心に惻々とひびいた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...藤田東湖は訥庵と同じやうに鰻の蒲焼...
薄田泣菫 「茶話」
...訥子といへば「血達磨(ちだるま)」や「丸橋忠弥」の立廻りで...
薄田泣菫 「茶話」
...最後に訥子は今一つ不老の霊薬を知つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...元来樸訥(ぼくとつ)で優しい気象を彼はもっているのである...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...況ンヤ御贔屓ノ訥升ガ見ラレルニ於テヲヤ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...この座の座頭は沢村訥升(とつしょう)...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...無器用朴訥な愛嬌で助かる...
中原中也 「我邦感傷主義寸感」
...いつも鉱山(やま)のことになると訥弁(とつべん)が能弁(のうべん)になる――というより...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...こんな朴訥(ぼくとつ)な...
久生十蘭 「キャラコさん」
...訥弁(とつべん)ながらやたら無性に陳(なら)べ立てて返答などは更に聞ていぬ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...叛逆の子となるにしては心はあまりに訥朴(とつぼく)であった...
柳宗悦 「工藝の道」
...性質もわるぎのない朴訥(ぼくとつ)なようすで...
山本周五郎 「追いついた夢」
...あれは破談にでもなったのですか」「約束した者……」吾八は朴訥(ぼくとつ)そうな眼でなお女を見上げた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...朴訥(ぼくとつ)な性質らしく...
山本周五郎 「山彦乙女」
...訥弁(とつべん)は...
吉川英治 「私本太平記」
...その弁も訥々(とつとつ)ではあったが...
吉川英治 「私本太平記」
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