...四十づらの朴訥漢北劍が...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...彼女モ訥升ガ好キナノデハアロウガ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...茶店の主人は朴訥なお愛想の調子で私に話すのだった...
豊島与志雄 「逢魔の刻」
...」もと公証人書記をやった朴訥(ぼくとつ)なフォーシュルヴァンは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...訥升の安珍や左団次の悪僧剛寂などもまだ目に残っている...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...彼は朴訥であるのでその隙ばかりみてゐて容易に名詞も形容詞も口にしようとはせぬ...
中原中也 「青年青木三造」
...老爺の朴訥(ぼくとつ)な調子で斯う描(ゑが)き出されて行きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次殿の智慧を拜借に參つたのぢや」朴訥(ぼくとつ)な調子で話り了ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そつ訥々(とつ/\)とした口調で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その訥々(とつとつ)とした口調で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朴訥(ぼくとつ)そのものの姿を見るような人達ばかりでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...正直一途の朴訥(ぼくとつ)な男...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大橋訥庵兄弟がおり...
服部之総 「志士と経済」
...訥弁(とつべん)でポツリポツリと両親の言伝(ことづて)を述べると...
二葉亭四迷 「平凡」
...「へえ」助五郎は朴訥らしくもじもじした...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...朴訥(ぼくとつ)な性質らしく...
山本周五郎 「山彦乙女」
...例の訥弁(とつべん)で...
吉川英治 「脚」
...朴訥(ぼくとつ)らしく...
吉川英治 「篝火の女」
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