...一見(いっけん)の価値のある島ですよ...
芥川龍之介 「不思議な島」
...これもかなりに価値のあるものである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...ほんとうに測りしれない価値のある男でした!ゆうべ芝居(しばい)が終ってから...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...私は私がもっと価値のある著書を公にするの日...
伊波普猷 「「古琉球」自序」
...その思想というは人間というものは非常な価値のあるものである...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...もっとも商品の種類によって宝玉の如く嵩(かさ)すくなくして価値のあるもの...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...はるかに一層価値のある教育に対しては何の料金も課されない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...いつかはその伝記を書かれる価値のある悪魔のいたずらの現場として有名である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その多い議論の中で一番価値のあるのは...
田山録弥 「小説新論」
...「価値のある独創(オリジナリティ)は他人に似ないという事ではない...
寺田寅彦 「浅草紙」
...大体人々は価値のあるものとして...
中井正一 「美学入門」
...また客観的価値のある局部をも主観的態度で注意する傾向があると云う訳で...
夏目漱石 「創作家の態度」
...それを価値のあるものにしているんだ」「でも...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...こいつことによると報道価値のある材料じゃないかなという考えが同時に頭に浮かんできた...
平林初之輔 「謎の女」
...読む人の一人一人の人生はどんなに価値のあるものであり...
宮本百合子 「あとがき(『幸福について』)」
...どうか私が自分たちの希望している何分の一かでも価値のある成果をもつことが出来るよう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...交際を始める価値のある男と言ってはこの宮以外にあるとも思えないかたなのですからね」などと若い女の心を惹(ひ)きそうなことを源氏は言うのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人生のあらゆる価値のあるものは...
森鴎外 「かのように」
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