...惟(おも)ふに予が過去を点検し記載するは...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...これら万物をただあるがままに記載するよりもはるかによく了解することができるだろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...触角の節の一つ多い甲虫とか斑点の一つ少ない蝶とかを新種として記載するゆえ...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...この紳士(レイコック博士)の言葉で記載するのが良いであろう...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...その喚起する連想の周囲には簡単に名状し記載することのできない潜在意識的な情緒の陰影あるいは笹縁(ささべり)がついている...
寺田寅彦 「映画芸術」
...果して動物の観察者が動物の生活を記載する場合と同じものであったかどうかは疑問である...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...空間化された「時」だけでは取り扱う事のできぬ現象を記載するために最も便利な「時」の代用物を見いだした事である...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...たとえば割れ目の場合でも精密な形を記載することはできなくても...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...尤もキルヒホフなどが力学をば現象を「完全に最も簡単な形式で記載する」ものと定義して力や作用の概念を排斥したことはこの法則の概念に不当な付加物をさし入れることとなるであろう...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...併しまだ諸変化を或るコンスタントな標準に照して記載するとは限らない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...拙劣下賤な文字で主として記載する小新聞(こしんぶん)の流行...
永井荷風 「裸体談義」
...近國御家人群參如雲霞皆以可歸國之由被仰出也と記載するのみにて將軍廢立の理由に至りては極めて漠然たり...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...しかも農奴を生きているものとして記載するだけだと説明した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...かかる事柄を記載するのは...
穂積陳重 「法窓夜話」
...書經の記載する所によれば...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...此れ書經に記載する所なり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...それ等の中心問題となっていた事実のみを記載するつもりである…...
夢野久作 「近世快人伝」
...ここに散漫に記載する多くの点は...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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