...惟(おも)ふに予が過去を点検し記載するは...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...これら万物をただあるがままに記載するよりもはるかによく了解することができるだろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...幸にして大岡委員長の制止にて鎭靜に歸し次で望月小太郎氏(猶)より日米關係につき説明を求むるため祕密會を要求せしも成立せずして散會したる由に候◎韓宮の低氣壓 韓國内閣の動搖に關しては一昨日の本欄に多少記載する所ありしが...
石川啄木 「雲間寸觀」
...人体の構成を実際の解剖から記載するようになった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...ただ各種を記載するだけにとどまり...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...新聞記者が新聞紙上に日々の出来事を記載するにこの意図があるかどうかは明らかでないが...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...科学は決して自然をありのままに記載するものではない...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...空間化された「時」だけでは取り扱う事のできぬ現象を記載するために最も便利な「時」の代用物を見いだした事である...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...たとえば割れ目の場合でも精密な形を記載することはできなくても...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...尤もキルヒホフなどが力学をば現象を「完全に最も簡単な形式で記載する」ものと定義して力や作用の概念を排斥したことはこの法則の概念に不当な付加物をさし入れることとなるであろう...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...すぐ様社会階級として記載することに躊躇しない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...わたくしは日常見聞する世間の出来事を記載することを好んでいる...
永井荷風 「枇杷の花」
...その種類を記載する必要がある...
中谷宇吉郎 「雪」
...此事を茲に記載するの為差(さしたる)...
蜷川新 「天皇」
...近國御家人群參如雲霞皆以可歸國之由被仰出也と記載するのみにて將軍廢立の理由に至りては極めて漠然たり...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...関流の免状にもそういう風に記載することにした...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...此れ書經に記載する所なり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...それ等の中心問題となっていた事実のみを記載するつもりである…...
夢野久作 「近世快人伝」
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