...僕はただ速記者として忠実に筆記するのみである...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...我々の主人公明智小五郎の住居について記すのは...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...最後のものは陰隠客の事を記するものなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...女優高野幸代の女優としての生涯を記す...
太宰治 「火の鳥」
...太閤記に記す三十四歳が本当だとすれば...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...……(昭和十一年十月十二日午前十時記す)――所詮...
種田山頭火 「其中日記」
...つまり世の人々の知りたがるであろう事後を細かに記すことなのである...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...ジスレリーの傳を記す...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...椅子を下りて長靴のまま膝を組んで筆記するもあった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...最後の一発としてここにこれを記すのみ...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...なにも煩わしく蚕豆と併記する必要はない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...獅子と睨み合いて却(しりぞ)かなんだ勇馬を記す...
南方熊楠 「十二支考」
...サウシーの『随得手録』三輯記する所はやや異なるなり...
南方熊楠 「十二支考」
...これを親(まのあた)り目撃したアペルレースがそれをモデルにしてかの図を作ったと記す...
南方熊楠 「十二支考」
...わが身邊の事を管々しく記すは憚るが...
村越三千男 「大植物圖鑑」
...わたくしは柏軒の事を記するに臨んで...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...以上は公私略の記する所に拠る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは魯文の記する所に従って...
森鴎外 「細木香以」
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