...その大意丈けを左(さ)に記すことにする...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...因(ちなみ)に記す...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...浦島子の天に昇りしと記す...
高木敏雄 「比較神話学」
...ついでに感心すべきものを附記すると...
谷譲次 「踊る地平線」
...順慶も亦右に記す益田少将の如く...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...主として暗記すべきものは...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...今度は管見を記すべき順序となったが...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...よってこれを巻末に記す...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...筆もって記すべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その紙上に夫人サラーの死亡を記すと同時に...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「あるかなきかの心地するかげろふの日記といふべし」とみづから記するときのひそやかな溜息すら...
堀辰雄 「姨捨記」
...『広羣芳譜』に『風土記』を引て記する所に拠れば俗九月九日ヲ尚ンデ之レヲ上九ト謂フ...
牧野富太郎 「植物記」
...それから衆馬狂奔して(け)り合い齧(か)み合い打つ叫ぶ大乱戦となったと記す...
南方熊楠 「十二支考」
...すると猫大いに力附いてついに一疋余さず平らげてしまったと記す...
南方熊楠 「十二支考」
...余はこの紙に対して余の感情をいつはり記すこと能はず...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...その二十一わたくしは此に少しく蘭軒の名字(めいじ)に就いて插記することとする...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それゆゑわたくしは此にその未だ柏門に入らざる前の経歴を略記する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...たま/\透谷集に対して今昔の感に堪へず思ふ所を記す...
山路愛山 「透谷全集を読む」
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