...自分の全思想を根柢から搖崩(ゆりくづ)した一事件――乃ち以下に書き記す一記事を...
石川啄木 「葬列」
...そしてこれを記すものは三十八章―四十一章である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...その惨状を、ここに記すのは、筆者としても到底忍び得ないところである...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...その結果を簡単に記すと...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...不幸の事件につき志士の運動は誠にその真相を脳裡に記するにあり...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...故人の生前には書き記すことを憚っていた事柄がかなりあるので...
谷崎潤一郎 「鍵」
...記すべき事なし...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...筆記するには暗すぎる...
夏目漱石 「三四郎」
...一方では教師が教える教訓を暗記することであり...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...二五八三と記すを不便なりといえば...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...ホテリングさんにぴったり当て適(は)まる!」何度も読んで暗記する程知っている映像を...
牧逸馬 「双面獣」
...今はこれまで述べて來たこととの聯關に於て次のことを記すにとどめよう...
三木清 「歴史哲學」
...第三のものとして特に記すべきものは坂口先生から受けた影響である...
三木清 「わが青春」
...泛覧してことごとくこれを記す...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...それから衆馬狂奔して(け)り合い齧(か)み合い打つ叫ぶ大乱戦となったと記す...
南方熊楠 「十二支考」
...わが身邊の事を管々しく記すは憚るが...
村越三千男 「大植物圖鑑」
...その二十一わたくしは此に少しく蘭軒の名字(めいじ)に就いて插記することとする...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...奇橋として名高いのは記すまでもないだろう...
山本周五郎 「風流太平記」
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