...以下に書き記す處は...
石川啄木 「葬列」
...浦島子の天に昇りしと記す...
高木敏雄 「比較神話学」
...以下に書き記す事は...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...―――あの頃のことを余りくどくど記す必要はありませんが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...此事に關しては再び記す所あるべし...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...記すべき事なし...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...実験の手順を簡単に記すと...
中谷宇吉郎 「雪」
...これに要する費用を摘記すると...
火野葦平 「糞尿譚」
...(これから後は十一月二日記す)此の日も芝居へ出かけた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...破って最高価の真珠を獲たと記す...
南方熊楠 「十二支考」
...それを二つの鳶が分ち取ったから薯に味良いのと悪いのがあるようになったというと記す...
南方熊楠 「十二支考」
...梵士の慰み物としてその寺に納(い)れる由を記す...
南方熊楠 「十二支考」
...わたくしは墓誌の記する所を以て家督相続をなし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...伊沢家には三事の記すべきものがあつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...以上略記する所は正弘の病と死とに関する当時の流言である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その三百七柏軒は上(かみ)に記するが如く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...夙(はや)く海録の記する所である...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...六主水の話をかい摘んで記すと――...
山本周五郎 「松林蝙也」
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