...矢太(やた)さんの右(みぎ)の高等御下宿(かうとうおんげしゆく)へあてた言句(もんく)を見(み)ながら...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...斯くして二人爭ひの言句了りて立ちあがり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 60『君の言句は何事を我に托すや...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...呻きて翼ある言句を彼に陳じいふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アーンチロコス勵まして羽ある言句宣んしいふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 40その時飛揚の翼ある言句を彼に陳じいふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...即ち先きにイーリスに向ひ言句を宣んしいふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...言句のそれは評定に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...二位の神明かくばかり互ひに言句(ごんく)相交ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...手もて撫でつつ名を呼びて言句を彼に陳じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...身を任せる――言句(ごんく)は絶え果てた……男一匹がこの女のためにさんざんに翻弄(ほんろう)されていたのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうまで罵られて言句がつげないのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...お絹の話して行った言句が気になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにこんな婆さんを態々(わざわざ)連れてあるいてくれるものもありませず」こうなると余はいつでも言句に窮する...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...ハタと言句につまってしまった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...十五また二十マイルも徒歩すれば疲労言句に絶す(プルシャワルスキの『蒙古タングット国および北蔵寒境』英訳一巻六一頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...言句に詰まったことを隠す法も知らず...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...流石(さすが)の後藤新平氏も言句も出ずに傾聴すると「シンペイ」するなとも何とも云わずに...
夢野久作 「近世快人伝」
便利!手書き漢字入力検索