...(紫式部の科学的教養は体質の相違に言及するほど進歩してゐなかつたにしろ)はるかに僕を戒(いまし)めてゐる谷崎氏を感じずにはゐられなかつた...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...なお具体的に言及する必要があると考える...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...陛下の御事に言及するのはいかに些細なことであっても名誉であるが...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...曰く趣旨綱領中大臣輔弼の責任に言及する所なきが為め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その中軸――胴体――に言及することが少なかったのは止むを得ない...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...僅かな紙数のうちにわざわざ言及する必要はあるまいと思ったのである...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...「文学と政治」のことに一寸言及するならば...
中原中也 「我が詩観」
...我々の研究において明らかになった科学的に興味ある多くの点について言及するのをお許しください...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...直線について言及するとき...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...本節の学説に対する正当な反論にはならないことは言及するまでもない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...とても奇妙な現象に言及するのは不適当ではないだろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...次のように言及するだけで十分である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...いくつかの諸実験に言及することが適切であろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...やがて言及する機会があるであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...この問題に言及するあらゆる著者は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...わたくしの今これに言及する所以(ゆゑん)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...僅かに言及するだけで茫然自失するような渦巻く時の奔流の中における彼自身の立場を...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...能についてほとんど知るところのない自分が能の様式に言及するのははなはだ恐縮であるが...
和辻哲郎 「能面の様式」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??