...暗い角燈の光を五六の墓石の碑銘に向けた後に...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...其大きな、鷲のやうな顔は、角燈の光で、鋭い浮彫りを刻んでゐる...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...彼は甲板(かんぱん)を歩いているうちにかすかな角燈(かくとう)の光を見つけ...
芥川龍之介 「三つの窓」
...敵の目を避けた角燈の光に聖書を読んでいるのであった...
芥川龍之介 「三つの窓」
...事務長は油断なく角燈で左右を照らしながら甲板の整頓(せいとん)に気を配って歩いている...
有島武郎 「或る女」
...今やって来る者どもの中の一人が角燈を持っていることがわかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...角燈をともして川のほうまでくりだしてみた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「少年たち」
...ブリュヌゾーは角燈をさしつけて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...高くあの六角燈籠の上へうつされているのですもの...
中里介山 「大菩薩峠」
...白い手――手套(てぶくろ)を穿(は)めない――を角燈が照(て)らした...
夏目漱石 「それから」
...二つの小さな角燈が音もなく揺(ゆら)めいて見えた...
夏目漱石 「それから」
...白い手――手套(てぶくろ)を穿(は)めない――を角燈が照らした...
夏目漱石 「それから」
...角燈を腰にくくりつけたまま...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...鉄の腕で門の上についている風景がありましょう? あのとおり昔ながらの角燈がついていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...薄暗い角燈の光りの中に...
夢野久作 「老巡査」
...やがて角燈が點されねばならなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...南京虫(ナンキンむし)!」赤と青の角燈の光が...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...青い角燈をともして待っていた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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