...品のいいのが寂しく見えます...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...何となく寂しく悲しくなる...
種田山頭火 「行乞記」
...クリストフは寂しくなって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...街路には街灯の列が向こうまで寂しく続いていてしかもしだいに数が少なくなっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ほんとうにいつも寂しく...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...常に却(かえ)って僕を寂しくさえしているのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...だんだん寂しくなってきて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...妻以上に深く愛した恋人を持たなかつた過去を寂しく思ひ...
牧野信一 「ランプの明滅」
...姉と妹のないことをおもつて死ぬやうに寂しくなつたのもそのころである...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...今は何だか寂しく感じられます...
三木清 「消息一通」
...眼が見えたらなあと寂しく思うようなこともないではなかった...
宮城道雄 「音の世界に生きる」
...寺の生活は寂しくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして常よりもまた寂しくなった家の庭をながめ入り...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「あなた方がおかへりになると寂しくなりますね...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...そのためどんなに寂しくともわたしはそれを考えようとはしなくて...
室生犀星 「みずうみ」
...こん度は自分が寂しく微笑(ほほえ)んだ...
森鴎外 「かのように」
...――でも寂しくって...
山本周五郎 「寒橋」
...いよいよ寂しくのみ眺められ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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