...いつも兄のアントニイのほうへ感情を差し向けたくなるのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...また入用があったら何時(いつ)でも差し上げますといって紙包みを私に渡しました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...髪の結い方の稽古にも差支える...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...浅墓な客観(かくゝわん)芸術に対して真摯な主観芸術の発表であると言つても差支なかつた...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...」彼が取り上げられている靴を受け取ろうとして手を差し出した時に...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...また一国の独立にただちに差支えあるがゆえなるにもあらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...」そして彼は手を上げて向うを差し示すような様子をした...
豊島与志雄 「微笑」
...併し昔の名僧は片手を火入(ひいれ)の中へ差込んで...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...御居間方の次へ付く者が兼て用意をしていて差し出す...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そして不具な片手が穴の中から差出されると...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...お藏前の札差といへば...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...横須賀(よこすか)造船所を差押えたフランスの債権を解除するための五十万円を横浜のイギリス系オリエンタル・バンクから新政権に融通したのがはじまりである...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...其差別(そのけじめ)も思(おも)ひ分(わか)ねども...
樋口一葉 「われから」
...枝の差しぶりを見ろのと立派な理屈――「栄蔵は木なりを見る目が利かない男だ」をならべたてて...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...唐変木!(道中差しを抜いている)くたばれ! お嬢さん...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...毎(つね)に「大名と札差の療治はせぬ事だ」と云つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...実に宇宙全体と比較しても等差を認められない程の内容が含まれている事実が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...手ずから般若丸長光(はんにゃまるながみつ)の脇差(わきざし)を褒美(ほうび)として...
吉川英治 「神州天馬侠」
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