...角子頭に卵色の兵兒帶が二人...
伊藤左千夫 「奈々子」
...角子頭(みずら)に卵色のへこ帯がふたり...
伊藤左千夫 「奈々子」
...俳友(はいいう)兎角子(とかくし)を伴(ともな)ひ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...兎角子(とかくし)は酒にも酔(ゑひ)たれば戯言(たはふれ)ていふやう...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...兎に角子息(むすこ)が月給取になつて...
田山花袋 「朝」
...日本紀(にほんぎ)に角子を「あげまきからわ」と訓してあるそうで...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...兎に角子供の一番喜ぶことを尋ねておいて...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...「兎に角子供を大事にするんだね...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...竹のあひだには椿や皀角子(さいかち)がごちやごちやに繁つていやにうす暗い...
中勘助 「銀の匙」
...折角子供たちの科学的なものの考え方を啓発しようと努力されている文部省の方たちや...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...折角子供が「第二」を樂しんでゐる時...
成澤玲川 「ラヂオ閑話」
...兎に角子供の心中には...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...――兎も角子刻(こゝのつ)過ぎまで噛み合つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...折角子供が寝たところなんだから……」と...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...折角子供が静かになつたところだから...
牧野信一 「二日間のこと」
...兎に角子供を歸さうと...
森鴎外 「最後の一句」
...折角子供達も馴着(なつ)いたところで...
山本周五郎 「おもかげ抄」
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