...そこで夏中の事件を問い糺(ただ)すので...
岩野泡鳴 「耽溺」
...「小柳君のうちはどこ」朝野の問いに...
高見順 「如何なる星の下に」
...けれども威厳を以(もっ)て問いつめた...
太宰治 「走れメロス」
...いくら問い返しても要領を掴(つか)めなかったことなどがたくさんあって...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...恰も問題はこの問いに結び付いて理解されそうである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...方法の問いは学問実践からのみ発生する...
戸坂潤 「科学方法論」
...之は今日の国民が政府へ問い糾したい処だろう...
戸坂潤 「社会時評」
...一般人民からの問い合わせには...
中井正一 「生まれ変った赤坂離宮」
...傑作という文句の意味を問い返すところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...胆吹山の上平館(かみひらやかた)へ出来た組合の中にいる一人だろう」と浪人から問いかけられて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「本来の無一物から出直すとは」と自(みずか)ら自らの頭脳を疑うごとく問い返した...
夏目漱石 「虞美人草」
...殿様はいつ頃御参府でしょう」平次は妙なことを問いました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...四度か五度に料理を運んだと思うが――」平次の問いに対して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「この犯罪の真実の動機は何か?」ロジャアス裁判長の問いに...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...小説『圓太郎馬車』を世に問い...
正岡容 「わが寄席青春録」
...それに依って問い合せぐらいは...
三好十郎 「冒した者」
...(b)君我が意見を問い給うや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...去定は足を緩めながら登に問いかけた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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