...白玉か何ぞと問いし古(いにし)えも...
泉鏡花 「縁結び」
...「あなたなんですか……パーヴェル・パーヴロヴィチ?」と彼は前よりも大聲で同じ問いをくり返した...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...不意の問いに答えるほうがずっと容易だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」と彼女はようやくにして一つ問いをかけた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「宿は?」綱手は、その問いを、予期していたが、ひやっとした...
直木三十五 「南国太平記」
...「その宇津木兵馬とやらはどこにいる」立つ芹沢に問いかけたのは竜之助です...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつから使ってますか」お冬を顧みてこう問いかけます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たとえようもなく愛想のいいキャラコさんの問いかけには...
久生十蘭 「キャラコさん」
...かれはわたしの問いに答えないで...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「あの本当でございますの」梅は疑って問い返したのでは無い...
森鴎外 「雁」
...「問いを学ぶ」ではなく「問うて知る...
柳田国男 「故郷七十年」
...ひどくまじめな口調でそう問いかけた...
山本周五郎 「菊屋敷」
...「……どうか……もし意識がたしかになっているようでしたら今些(すこ)し問いたい事があります」杉川医師は首肯(うなず)きながらすぐに室(へや)を出て行ったが...
夢野久作 「暗黒公使」
...てめえたちは」新助が問いただすと...
吉川英治 「江戸三国志」
...何を問い返しているいとまもない...
吉川英治 「私本太平記」
...つまらぬことを問い給うな...
吉川英治 「新書太閤記」
...家康の都合を問いあわせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...宋江の人となりを問いただしてみた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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