...一応は問いただした上で...
石川欣一 「比島投降記」
...行状だの信仰だのについて種々な問いをかけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...問いをくり返した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...如何ほどあるだろうかとの問いに...
豊島与志雄 「北京・青島・村落」
...「宿は?」綱手は、その問いを、予期していたが、ひやっとした...
直木三十五 「南国太平記」
...此方(こっち)からわざわざ問い合せると...
夏目漱石 「それから」
...何んと問い詰めても...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...綾の家へ来たのは誰と誰だえ」万七は事務的に番太へ問い進めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...軽い調子で問いかけました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お神さん」旅人は押して問いました...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...どうしてそれを知ればいいんだ」藤原は問いをやめなかった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...駆けてゆくひとになにか問いかけていたが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...二つ目の問いにも答えを与える...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...こんな夜中に何をなさっておられたのですか」有無を言わさぬ問いかけだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...利慾がなくなるから精神を有効に使う者がなくなるでないかとの問いに対し...
南方熊楠 「十二支考」
...一度問い訊(ただ)して見なければ気がすまなかった...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...「弘安四年に、元寇(げんこう)の役があった、そのとき執権時宗は、某(なにがし)とかいう禅僧のところへいって、大事到来せり、いかんか向前(こうぜん)せんと訊いた、禅僧某はかねて時宗の師家だったが、問いに対して、迷惑すべからず、と答えた、時宗は大喝(だいかつ)し、元軍討滅の決意をかためたという」これはおかしい、と甲斐は云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...多分は――味方の物見と、敵の斥候との、さぐり撃ちだろうとは思ったが、念のため、大村附近へ出張っている味方の前衛へ、「変りはないか」と、問い合せに、兵を走らせ、その返辞を待っていた...
吉川英治 「上杉謙信」
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