...「覚書を残す」会話で相手に話した内容を忘れないようにメモすること...
...「覚書を渡す」重要な情報や指示を書き留めたメモを相手に渡すこと...
...「覚書代わりに使う」書類の代わりに、メモや手帳を使って重要な情報を書き留めること...
...「覚書を取り交わす」双方が合意した内容を書面に残し、両者が署名して交換すること...
...「覚書の内容を確認する」書かれた内容が正しいことを確認し、目的を達成するために活用すること...
...覚書に定めてあるより以上の高い地位を占めているつもりで働いた...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...酒に関する覚書(二)酒中逍遙...
種田山頭火 「行乞記」
...あゝした一種の覚書が出来て行つたのだ...
田山録弥 「西鶴小論」
...「つい昨晩も古い覚書きに目を通して...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...僕が銀座のカッフェーに関して手帳に覚書をして置いたことも尠くはない...
永井荷風 「申訳」
...ラ・メデュウズ難破にたいする文献と記録は二つに大別され、難破前後の航海記事、漂流中の覚書、報告、公文書、警備隊の駐留日誌の類は「セネガル文庫」に、ロシュフォール軍港で行なわれた軍法会議と海事審判の公判記録、訊問調書の一切は「ロシュフォール記録集」にそれぞれ収輯され、難船から関係者の帰国までの顛末が微細な点にわたって洩れなく解析されているようにみえる...
久生十蘭 「海難記」
...木工長のラヴィエットがサン=ルイの病院で書いた覚書によると...
久生十蘭 「海難記」
...副総督チェースの「覚書(メモアール)」によると...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...今朝出掛に有合せの赤いんきで書いた覚書である...
平出修 「瘢痕」
...私は書きかけていた文学的覚書をつづけます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし次年二月に筆を起してある勤向覚書に徴するに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その六十三文化十年には蘭軒が正月に頭風(づふう)を患(うれ)へたことが勤向覚書に見えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」これが勤向覚書の記する所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...勤向覚書の文は下(しも)の如くである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」その百三十蘭軒の動向覚書に拠るに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...事は勤向覚書に見えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...八月朔(ついたち)の蘭軒が覚書に阿部侯の病の事が記してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...五百(いお)の覚書(おぼえがき)に拠(よ)るに...
森鴎外 「渋江抽斎」
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