...「覚書を残す」会話で相手に話した内容を忘れないようにメモすること...
...「覚書を渡す」重要な情報や指示を書き留めたメモを相手に渡すこと...
...「覚書代わりに使う」書類の代わりに、メモや手帳を使って重要な情報を書き留めること...
...「覚書を取り交わす」双方が合意した内容を書面に残し、両者が署名して交換すること...
...「覚書の内容を確認する」書かれた内容が正しいことを確認し、目的を達成するために活用すること...
...何も彼も果さうとして急いで手帳の覚書を見ながら話した...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...あゝ酒好きの酒飲みの亭主を持つた女房は不幸なるかな!(これは樹明君にのみ対して投げる言葉ぢやない)酒についての覚書△味うてゐるうちに(飲むのではない)酒のうまさがよい酔となるのでなければ嘘だ...
種田山頭火 「其中日記」
...また僕も君の覚書の中に...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...その下に次の謎めいた覚書があった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...僕が銀座のカッフェーに関して手帳に覚書をして置いたことも尠くはない...
永井荷風 「申訳」
...次のような覚書をくれたので...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...「国民に与える覚書」と「一仏蘭西人の抗議」というパンフレットで...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...今朝出掛に有合せの赤いんきで書いた覚書である...
平出修 「瘢痕」
...私の覚書を読み終えてしまうと...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...――今度『文学界』にデカルト覚書の連載を始めたのも...
三木清 「読書遍歴」
...私は書きかけていた文学的覚書をつづけます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...心にある文学的覚書(その中で文学のプログラムをわかってゆきたいと考えている)の核へ種々のヒントが吸いよせられてゆく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これに反して所謂(いはゆる)勤向覚書が此年の二月に起藁せられてゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...勤向覚書を見るに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...覚書に云く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...勤向覚書の文は略する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「仔細は精しくこれに記してありますから」といって持って来た覚書をさしだした...
山本周五郎 「新潮記」
...宗麟の申出に対しては自己の立場を詳細に説明した覚書を送った...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索