...「覚書を残す」会話で相手に話した内容を忘れないようにメモすること...
...「覚書を渡す」重要な情報や指示を書き留めたメモを相手に渡すこと...
...「覚書代わりに使う」書類の代わりに、メモや手帳を使って重要な情報を書き留めること...
...「覚書を取り交わす」双方が合意した内容を書面に残し、両者が署名して交換すること...
...「覚書の内容を確認する」書かれた内容が正しいことを確認し、目的を達成するために活用すること...
...図‐693第二十五章 東京に関する覚書十月十八日...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...板坂卜斎覚書にあるが如く...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...・あけたてもぎくしやくとふさいでゐる・雀がころげる草から草へ・によこりと筍こまかい雨ふる・雨ふるあやめで手がとゞかない・葉かげ黒い蝶・ほきりとたんぽゝの折れてゐる花・青葉の雨のしんかんと鐘鳴る・壁に夜蜘蛛がぴつたりとうごかない△酒についての覚書の一つ...
種田山頭火 「行乞記」
...あゝ酒好きの酒飲みの亭主を持つた女房は不幸なるかな!(これは樹明君にのみ対して投げる言葉ぢやない)酒についての覚書△味うてゐるうちに(飲むのではない)酒のうまさがよい酔となるのでなければ嘘だ...
種田山頭火 「其中日記」
...わたしの資格証明書も、記入事項も、覚書も、『甦(よみがえ)る』という一行の文句にすっかり含まれているのです...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...また僕も君の覚書の中に...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...老母の覚書にもある通りの紙の名札が...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...ルイ十七世に関する追想、覚書、伝記、実録、小史の類いは、ナポレオンがエルバ島に配流され、帝政没落の見通しがついた一八一四年の末頃から堰を切ったように出版され、汗牛充棟もただならぬ盛観で、それらの文献、資料、出版物の書目を集大成したサンフォードの「ルイ十七世本(ブックス)」(紐育・一八〇九年)という厖大な図書目録まであるが、いずれもルイ十七世の死に深い懐疑を持っている...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...卓子の上に展げてあつた覚書の紙をまさぐりながら...
平出修 「瘢痕」
...スクラトン裁判長が陪審(ばいしん)官に示した要点の覚書(おぼえがき)というのが...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...私は書きかけていた文学的覚書をつづけます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...覚書と詩集とには此(かく)の如き牴牾(ていご)があるが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...覚書には次で下(しも)の三条の記事が載せてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒手記の勤向覚書には...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...勤向覚書を見るに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...事は勤向覚書に見えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ラ・ボエシの「覚書」というのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「仔細は精しくこれに記してありますから」といって持って来た覚書をさしだした...
山本周五郎 「新潮記」
便利!手書き漢字入力検索