...親見世(今の那覇警察署)の前から大仮屋(もとの県庁)の前を通って町を一周したのを覚えている...
伊波普猷 「私の子供時分」
...ひどく酔(よい)のまわったことを覚えている...
海野十三 「暗号数字」
...あいつはその事もまだ覚えているだろう」この考(かんがえ)は...
竹久夢二 「都の眼」
...播半の時の花やかさを覚えている者には佗びしいことであったけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ただ「大阪へやられた人」から譲(ゆず)られたものであることを聞き覚えている...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...少年時代の亮について覚えている事はきわめてわずかである...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...その垂駕籠を主人自ら鄭重に奥へ舁入れた事を今も覚えている...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...連理の交わりだなんて洒落(しゃれ)た文句も覚えている...
中里介山 「大菩薩峠」
...死んだのはたしか明治二十年だと覚えている...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...彼は事件の断面を驚くばかり鮮(あざや)かに覚えている代りに...
夏目漱石 「行人」
...子供の時分に妙(たえ)ちゃんという妹(いもと)と毎日遊んだ事を覚えている...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...向うの方が三つ四つ上だと覚えているが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...殿様によく似ていると――外ならぬ母親が言ったのを手前(てめえ)覚えているだろうな」「ヘエ――」「謎は解けたろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「好きなようにしろ」私はさらにこう云ったことを覚えている...
山本周五郎 「青べか物語」
...顔を覚えているからね」六郎兵衛は「あ」という眼をした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...こう云って泣いたのを覚えているだろう」五 世に例なき商売のこと「そればかりじゃあねえ...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...「たったそれより何も無いんですもの」と答えたのを覚えている...
横光利一 「欧洲紀行」
...禄(ろく)のひくい小侍だと覚えている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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