...列車が見附駅に着きました...
...橋の上から川を見附ています...
...見附を上手に利用して、お得に旅行しよう!...
...長い間忘れられた古い伝統が、今や再び見附されようとしている...
...バッジを見附されたら、ごめんなさいと言ってください...
...もっとも、薬師の縁日で一所になって、水道橋から外濠線(そとぼりせん)に乗った時は、仰せに因って飯田町なる、自分の住居(すまい)へ供をして行ったのであるが、元来その夜は、露店の一喝と言い、途中の容子と言い、酒井の調子が凜(りん)として厳しくって、かねて恩威並び行わるる師の君の、その恩に預かれそうではなく、罰利生(ばちりしょう)ある親分の、その罰の方が行われそうな形勢は、言わずともの事であったから、電車でも片隅へ蹙(すく)んで、僥倖(さいわい)そこでも乗客(のりて)が込んだ、人蔭になって、眩(まばゆ)い大目玉の光から、顔を躱(か)わして免(まぬか)れていたは可いが、さて、神楽坂で下りて、見附の橋を、今夜に限って、高い処のように、危っかしく渡ると、件(くだん)の売卜者(うらない)の行燈(あんどう)が、真黒(まっくろ)な石垣の根に、狐火かと見えて、急に土手の松風を聞く辺(あたり)から、そろそろ足許が覚束なくなって、心も暗く、吐胸(とむね)を支(つ)いたのは、お蔦の儀...
泉鏡花 「婦系図」
...なにか肴(さかな)を見附けて参るであろうで……」「ええ...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...友人(いうじん)北洋(ほくやう)主人(蒲原郡見附の旧家...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...市ヶ谷見附の市電の停留場にたどりついたときは...
太宰治 「誰も知らぬ」
...(良い按排に)私が(それを見附けて...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...一歩一歩(ひとあしひとあし)市ヶ谷見附が近くなって来る...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...私は四谷見附(よつやみつけ)を出てから迂曲(うきょく)した外濠の堤(つつみ)の...
永井荷風 「日和下駄」
...ノキ場所ヲ見附ケルニ折悪(おりあ)シク脚気ニテ...
中里介山 「大菩薩峠」
...やう/\一箇所の平地を見附けた...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...牛込見附外に住んでおります」「フーム」大場石見というのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やがて牛込見附の落馬騒ぎから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...早起きの小僧巳代吉が見附け...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見附と見附に挾まれて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...牛込見附の堀の芝生が春雨に濡れた電車の窓から見える...
原民喜 「透明な輪」
...その日私たちは完全(かんぜん)なくるみの実(み)も二つ見附(みつ)けたのです...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...正しい品物がそれらのものの中に見附からないのも無理はない...
柳宗悦 「地方の民藝」
...追い散らす間もなくすり抜けすり抜けして赤坂見附の真中に片手を揚げている交通巡査をちらりと見残したまま一気に東宮離宮横の坂を飛び上った...
夢野久作 「暗黒公使」
...戦(いくさ)は、伏見附近か、鳥羽か、高瀬川堤という噂なのだ...
吉川英治 「松のや露八」
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