...人の心の裏表(うらおもて)を見知る詩人としての資格を立派に成就した人である...
有島武郎 「二つの道」
...座方の方でもじきに彼を見知るようになった...
モーリス・ルヴェル 田中早苗訳 「或る精神異常者」
...何らも見知ることあらず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...少しでも農村の実情を見知る者は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...先方では所有主を見知るまいから...
中島敦 「光と風と夢」
...私は自分自身の眼で見知るや否(いな)や...
堀辰雄 「美しい村」
...そうした上の女房たちの顔をこのごろ皆見知るようになってから考えても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...5030昼間物を見知るのは笑談ですが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そういたせば東寿どのを見知る者は彼一人ですから...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...真実(しんじつ)の勝頼公の面態(めんてい)を見知るものがないのでござった」「して...
吉川英治 「神州天馬侠」
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