...君行く路はやすらかに怪性のものも 君をあやめじ...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...わたしはそのまま死んでもいいやうなやすらかな心持になりました...
大手拓次 「藍色の蟇」
...やすらかに目を閉ぢさせて上げなければかはいさうだ...
鈴木三重吉 「星の女」
...時(とき)じくぞ雨は降りける更衣(ころもがえ)五月二十四日 「玉藻十句集(第四回)」老い人や夏木見上げてやすらかに六月五日 水竹居祝賀会...
高浜虚子 「五百五十句」
...みじめなやすらかさを享楽してゐる私をあはれみ且つよろこぶ...
種田山頭火 「行乞記」
...やすらかなねむり...
種田山頭火 「其中日記」
...やすらかな眠をめぐまれた...
種田山頭火 「其中日記」
...熟睡したので身心やすらか...
種田山頭火 「其中日記」
...澄太君はやすらかな寝息で睡れているのに...
種田山頭火 「旅日記」
...おとなしくやすらかな一夜であつた...
種田山頭火 「旅日記」
...やすらかに寝た...
種田山頭火 「松山日記」
...なんといふやすらかさで...
萩原朔太郎 「よき祖母上に」
...訥升(とつしょう)沢村宗十郎の妻となって――今の宗十郎の養母――晩年をやすらかに逝(い)ったが...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...やすらかな気持になれるのだった...
原民喜 「死のなかの風景」
...やすらかに眠らせ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...やつと私が自分のものになつたやうなやすらかさを感じ...
水野仙子 「道」
...……赤児はやすらかな花のような...
室生犀星 「童子」
...尻端折(しりっぱしょ)りをしなければやすらかには歩けなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??