...観光名所ではたくさんの見物人がいる...
...昨日の演奏会にはたくさんの見物人が集まった...
...江戸時代の武士は、見物人を楽しませることも務めた...
...マラソン大会で道路脇にはたくさんの見物人がいた...
...あの人は常に旅行先で見物人気分を満喫している...
...見物人の方に向い...
海野十三 「電気鳩」
...見物人は、ぼくたちだけじゃないか...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...塔の下にいては、屋根の上が見えませんので、警官隊も、見物人たちも、遠くから、塔のまわりに、大きな輪を作って屋根の上をみつめました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...見物人たちは、みんな立ちあがって、先をあらそって、外に出ようとしました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...見物人の一人は、直(す)ぐ眼の前の人俵(ひとだわら)のうめきの中に、かすれた男の声を聞いて、どの顔の主からそれが出ているかを確めにかかった...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...大勢の見物人が垣を作つて一人の婆さんの踊りを踊るのを眺めてゐる...
谷崎潤一郎 「二月堂の夕」
...椹野川に沿うて一筋に下つてゆく、潮水に泡がういて流れる、秋の泡とでもいはうか、堤防には月草、撫子が咲き残つてゐる、野菊(嫁菜ではない)がそここゝに咲いてゐる、砂ほこりが足にざら/\して何だか物淋しい、やたらに歩いて入川の石橋に出た、海は見えないけれど、今日は立干をやつてるさうで、鰡が上つてくる、それを網打つべく二三人の漁夫が橋の上で待つてゐる、見物人が多い、私の(マヽ)その一人となつて暫らく見物した、そして労れたので、そこからひきかへした、名田島の中央を横ぎつて、駅の南方をまはつて帰庵したのは夕方だつた、それから水を貰ふやら、粥を煮るやら、お菜をこしらへるやらするうちに、すつかり暮れてしまつた...
種田山頭火 「其中日記」
...いわんやせっかく案内者が引っぱり廻しても肝心の見物人が盲目では何の甲斐もない...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...もとより見物人も役者の一人ではある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...見物人たちから怒られたのである...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...花道(はなみち)から平土間(ひらどま)の桝(ます)の間(あひだ)をば吉(きち)さんの如(ごと)く(まは)りの拍子木(ひやうしぎ)の何(なに)たるかを知らない見物人が...
永井荷風 「すみだ川」
...遠近から見物人が押しかけて来てうるさいというので...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...誰もそんな初心な見物人を問題にする者はなかった...
野上豊一郎 「闘牛」
...何としても救はれぬ一人の見物人である...
牧野信一 「思ひ出した事(松竹座)」
...見物人はひとりも拍手しなかつたが...
牧野信一 「若い作家と蠅」
...随分たくさんの見物人の意にかなわなければならないのであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「あんな見物人のたくさんいる桟敷で...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...もう両側はたいへんな見物人であった...
吉川英治 「大岡越前」
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