...観光名所ではたくさんの見物人がいる...
...昨日の演奏会にはたくさんの見物人が集まった...
...江戸時代の武士は、見物人を楽しませることも務めた...
...マラソン大会で道路脇にはたくさんの見物人がいた...
...あの人は常に旅行先で見物人気分を満喫している...
...見物人の先生のやうに見えました...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...見物人は、それを見ると、はつはとよろこんで、お金をなげていくのです...
鈴木三重吉 「蛇つかひ」
...今演ぜられつつある踊が一段落となって今の見物人が追い出されたために繰込むべく待合わしている此の待合室の客は刻々に人数(にんず)を増して来た...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...場内へギツシリ詰まつた黒山のやうな見物人の波をウムと力んで背中で堰(せ)き止めながら...
谷崎潤一郎 「Dream Tales」
...平松から大谷の町へかけて被害の最もひどい区域は通行止で公務以外の見物人の通行を止めていた...
寺田寅彦 「静岡地震被害見学記」
...そうすれば見物人ができる...
豊島与志雄 「市郎の店」
...見物人がありました...
豊島与志雄 「崖下の池」
...その時まで黙ってじっとしていた窓の見物人らは...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...見物人は自分をながめてはいるが耳を傾けてはいないということを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...われわれはただ遠方よりの見物人であり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...見物人はどっとわらって...
新美南吉 「正坊とクロ」
...見物人たちはそれにじっと耐えて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...かの窓をみあげている見物人がいっぱいに突っ立っているではないか...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...然しそれで見物人は充分満足するのでした...
牧野信一 「泣き笑ひ」
...どうぞお上りになつて――」垣根の間から覗いてゐる見物人に向つて彼は...
牧野信一 「雪景色」
...「俺はちょっとその見物人を見て来る」と仰有って新しい飛白(かすり)の着物にいつもの小倉(こくら)の角帯(かくおび)を締めてお出かけになりました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...此(この)通り多数の見物人を集めた決闘は近頃稀有(けう)な事だ相(さう)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...男女の見物人とともに見送っていたものらしいが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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