...その方角と距離とをシッカリ見定めておいて...
井上円了 「おばけの正体」
...よく見定めるのです...
海野十三 「千早館の迷路」
...次に乙の位置に移ってからふたたびその星を観察してその方角を見定め...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...やっとこの買手は決して素見客(ひやかしきゃく)ではないという見定めが付いたのであろうか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...敵の内兜(うちかぶと)を見定めたと覚しく...
中里介山 「大菩薩峠」
...その面立(おもだ)ちを見定めなければ立去れないことがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...人物の見定めというものは容易につかねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一座の驚き呆れる顔をたそがれの色の中に見定めると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次はその辺の様子を一と渡り見定めると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...突き落された本人さへ相手の見定めが付かなかつた位だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...弥惣が唐櫃の蓋に首を挟まれたのを見定めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう少しよく見定めようとした平次...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...男気が無いと見定めたからの事でしょうが...
野村胡堂 「百唇の譜」
...お熊が念のために見定めに行くと...
広津柳浪 「今戸心中」
...お互いにそれとなく見定めようとした...
本庄陸男 「石狩川」
...確とは見定めもつかなかつたが...
牧野信一 「鬼涙村」
...青眼先生はこれを見定めて...
夢野久作 「白髪小僧」
...はっきりと顔を見定めさせなかった...
吉川英治 「剣難女難」
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