...そうしてできあがった一連を与えられた鑑賞の目的物とする読者がその前句を味わった後に付け句に取りついてそれをはっきり見定めている間に...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...片手で庇(ひさし)をつくって白い埃のまき上る方向を見定めると...
戸田豊子 「鋳物工場」
...私はそれを見定めてから...
豊島与志雄 「香奠」
...私は一寸見定めかねて...
豊島与志雄 「小説中の女」
...すぐに見定められた...
永井荷風 「梅雨晴」
...敵の威力を見定める眼を失っているからのこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...晝のうちに見定めて置いた新墓に埋めさせたのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前とおれが柳原から引返すのを見定めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私はあたりに人無きを見定めてから車を走らせて...
浜尾四郎 「死者の権利」
...その方向に接近するにつれ殆ど自分でも見定め難いさまざまの感覚がそっくり甦って来るようだった...
原民喜 「夢と人生」
...それに私の弱つた視力は何ものかはつきり見定めることが出來ない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その木の方位をよく見定めてから...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...その席を見定めておいたように...
本庄陸男 「石狩川」
...商人はようやく相手の様子をはっきり見定めた...
本庄陸男 「石狩川」
...芳賀博士はこの話を『今昔物語』十巻三十八語の原(もと)と見定められた...
南方熊楠 「十二支考」
...厳(いか)めしい鉄門の鉄柵越しに門前の様子を見定めると...
夢野久作 「女坑主」
...見定めもつかないほどだった...
吉川英治 「三国志」
...誰も怪しげな影は尾行(つけ)ていないと見定めると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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