...人々見合う中にて人の物を掠め去らんとする者あり...
饗庭篁村 「良夜」
...五 互に見合うこと...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...兩(ふたつ)の瓜は唯相隣して互に見合うて居るばかりでありました...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...七〇フランに見合うだけの奉仕をしてくれた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼等も学生が支払った金額に見合う短い祈りが爺さんに捧げられると直ぐに牧師ともども姿を消してしまった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...努力に見合う充分な見返りがあるとは思えない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...サービスに見合う金額をおっしゃってください」悪口に少しも動ぜず...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...私たちが今日見合うよろこびの裡には何と多くのものがこもっていることでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...互いに顔を見合う親戚の中で...
森鴎外 「安井夫人」
...彼らはすべて正面から顔をはっきりと見合うことすらないみたいだった...
山川方夫 「愛のごとく」
...さて日本人はとわれわれは互に見合うのだが...
横光利一 「欧洲紀行」
...氷の面へせり登って来る千鶴子と見合う視線の閃めきも...
横光利一 「旅愁」
...むなしい明け方にガッカリした疲れを見合う...
吉川英治 「江戸三国志」
...無事安心のすがたを陽(ひ)の下に見合うことができたのは...
吉川英治 「親鸞」
...見合うようになって来たこの平治二年であった...
吉川英治 「源頼朝」
...こう顔を見合うのも...
吉川英治 「源頼朝」
...又八か」近づいて、笑顔を見合う...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わざとらしく白い眼で見合う二人であった...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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