...二人は黙って顔を見合う...
林不忘 「安重根」
...大急ぎで息を吸い込む変な顔を見合うことがあるが...
田畑修一郎 「栄螺」
...まじまじと見合うお互の顔は...
豊島与志雄 「旅だち」
...七〇フランに見合うだけの奉仕をしてくれた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...なんとか年収――百二十ポンド――に見合う下宿を発見した...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...近いうちに経費に見合う見返りがないと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...サービスに見合う金額をおっしゃってください」悪口に少しも動ぜず...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...その目と私の目とふと見合うと...
水野葉舟 「遠野へ」
...互いに顔を見合う親戚の中で...
森鴎外 「安井夫人」
...互に眼を見合うのであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...彼らはすべて正面から顔をはっきりと見合うことすらないみたいだった...
山川方夫 「愛のごとく」
...氷の面へせり登って来る千鶴子と見合う視線の閃めきも...
横光利一 「旅愁」
...むなしい明け方にガッカリした疲れを見合う...
吉川英治 「江戸三国志」
...お互い肉親同士の姿を見合うと...
吉川英治 「新書太閤記」
...無事を見合うことができたというのも...
吉川英治 「新書太閤記」
...無事安心のすがたを陽(ひ)の下に見合うことができたのは...
吉川英治 「親鸞」
...久しぶりに互いの無事を見合う楽しさは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わざとらしく白い眼で見合う二人であった...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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