...叔母さんさえ信用するんなら...
泉鏡花 「悪獣篇」
...M教師とS画家とはまだ信用するまでには行けなかった...
犬田卯 「沼畔小話集」
...すぐに信用する気になれなかった...
海野十三 「怪星ガン」
...まだ相手を信用する気になれなかったので...
江戸川乱歩 「影男」
...「人々は医師と自称する誰であろうとも、その間違いが直接に大きな危険であっても、信用する...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...これなら信用するだろう...
太宰治 「虚構の春」
...君を信用するに足りる三年の時日を君に与えると言われたのは...
田山花袋 「蒲団」
...到底私たちがその男を信用することが出来なかったのだし...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...我々は彼を信用することが出来なくなった...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...西洋風の医学と栄養学とを信用することにした次第である...
中谷宇吉郎 「老齢学」
...このため歴史の公証より稗史の裏に隠れた事実のほうをより信用する修錬が出来ている男なので...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...」「そりや勿論今だつてその言葉を信用するよ...
北條民雄 「道化芝居」
...……人を信用する気をなくしちゃったんです...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...なんにも知らない人たちの云うことを信用するかい」「とうちゃんだ」と云って次郎が手をあげ...
山本周五郎 「季節のない街」
...あの男は新八なら宇乃どのが信用すると思ったのでしょう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...誰しも真実のお話として信用する事が出来ないという……それほど左様に幻怪...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...私もまだどこへ勤めるあてとてもないときだしひとつはその婦人の上品な言葉や姿を信用する気になってそのままふらりと婦人と一緒にここの仕事場へ流れ込んで来たのである...
横光利一 「機械」
...われわれの人生は若い天才を信用することが出来ない...
横光利一 「絶望を与へたる者」
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