...私は今でも数人の臨検者の中から見付け出すことが出来る...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...たうとうアグレイアを見付け出す望みを失つてしまつた...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...寝勝手のよい隙間(すきま)を見付け出す迄(まで)は...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...寝勝手のよい隙間を見付け出す迄は...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...その上にも綾(あや)してくれるなつかしい男の心と云ふものを見付け出す事が出來なかつた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...そうした茫漠たる冬田の中に一羽くらい鴫が居るのを見付け出すということは到底素人(しろうと)には出来ない芸当であったが...
寺田寅彦 「鴫突き」
...時候がいいと一匹や二匹見付け出すのは雑作(ぞうさ)もない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いろ/\の事を見付け出すのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いろいろの事を見付け出すのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私はこうして昨夜(ゆうべ)岩形氏と洋装の女が対座していた卓子(テーブル)を見付け出すつもりであった...
夢野久作 「暗黒公使」
...久慈は腐った筵を引き剥いだ後からにょろにょろ現れて来る青い蜥蜴を見付け出すように...
横光利一 「旅愁」
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