...見事な菜園になっていたりする...
伊藤野枝 「転機」
...何と見事なものに非ずや...
大町桂月 「小利根川の櫻」
...もう東京へ来て山形の見事な雪景色を知らないから...
太宰治 「雪の夜の話」
...やがて見事な大樹が双方から掩(おお)い被(かぶ)さって...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...見事な洗い出しの板塀に囲まれた二階の欄干から...
谷崎潤一郎 「秘密」
...見事な野菜が陳列されて...
種田山頭火 「其中日記」
...初版「本草綱目圖譜」の見事な木版印刷に見惚れたりして...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...なかなか見事な筆跡です...
中里介山 「大菩薩峠」
...「御当家の御飼養と覚しき見事な畜犬が...
中里介山 「大菩薩峠」
...細君は無論の事心配そうに「せっかく見事な帽子をもし壊(こ)わしでもしちゃあ大変ですから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...お楽」「ハイ」お楽は見事な女乗物を眺めながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少しヒネてはゐるが見事な女夫雛(めをとびな)ですよ――」「――」「それほどの太夫を根引いて宿の妻にすると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...イルクーツクからトスムスクまでの千八百粁の見事な素描は...
久生十蘭 「新西遊記」
...それが揃つて行はれるので洵に見事なものだ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...わたしの王者のような小さな私室のように見事なものを...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...死の頭文字(イニシアル)の見事な入墨が...
堀辰雄 「死の素描」
...成功というような見事な不自然なことは到底及びもつかない夢だと思う...
横光利一 「作家の生活」
...見事な花柳病にかかっていた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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