...見事な駒下駄(かっこ)があったでの...
泉鏡花 「薄紅梅」
...彼はその後父親に託(ことづ)けて貝殻一包(つつみ)と見事な鳥の毛を何本か送って寄越した...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...あんな見事な麗人(れいじん)をお持ちでいて...
海野十三 「恐しき通夜」
...見事な軽業を始めていた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...実にお見事なる御裁決をなさいました...
太宰治 「右大臣実朝」
...見事な申し開きでありました...
太宰治 「新ハムレット」
...見事な洗い出しの板塀に囲まれた二階の欄干から...
谷崎潤一郎 「秘密」
...あそこの食器棚に見える見事な鳥だけということにしたいと思うのですが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...小姓が見事な太刀を捧げて坐つた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...見事な冠を戴いている...
外村繁 「澪標」
...見事な花文字(はなもじ)で...
ロマン・ローラン 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...見事な出来でござります」と大久保が保証すると...
中里介山 「大菩薩峠」
...二十五六の見事な恰幅(かっぷく)です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なんちふ見事な呑みつぷりだか!……」やがて彼は娘をつれて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...見事な計画が最終段階を迎えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...真に美しく見事なものでありました...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...見事な鞍などを持たせてやった...
吉川英治 「新書太閤記」
...御本堂じゃ」「なんとお見事な」「あれに...
吉川英治 「親鸞」
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