例文・使い方一覧でみる「見るまに」の意味


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...じつはころあいのうちが見つかったもんですからな」西田の声がして家のなかの空気は見るまに変(か)わってしまった...   じつはころあいのうちが見つかったもんですからな」西田の声がして家のなかの空気は見るまに変わってしまったの読み方
伊藤左千夫 「老獣医」

...さるぐつわをとり、足のなわをほどき、見るまに、からだぜんぶが、自由になってしまいました...   さるぐつわをとり、足のなわをほどき、見るまに、からだぜんぶが、自由になってしまいましたの読み方
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」

...大波(おおなみ)は見るまに...   大波は見るまにの読み方
鈴木三重吉 「古事記物語」

...見るまにまた銀ごしらえの脇差を追い抜いてしまいます...   見るまにまた銀ごしらえの脇差を追い抜いてしまいますの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...そのまま橋の欄干近くへ持って行くと見るまに...   そのまま橋の欄干近くへ持って行くと見るまにの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...見るまに場内が人を以て埋(うず)まってしまいました...   見るまに場内が人を以て埋まってしまいましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...見るまに素裸の形となってしまいました...   見るまに素裸の形となってしまいましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...見るまに食べてしまった...   見るまに食べてしまったの読み方
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」

...りゅうもまた見るまに血まみれになり...   りゅうもまた見るまに血まみれになりの読み方
山本周五郎 「さぶ」

...矢代も甲板に立って香取の姿が煙を流し見るまに港の外へ消えて行くのを眺めていたが...   矢代も甲板に立って香取の姿が煙を流し見るまに港の外へ消えて行くのを眺めていたがの読み方
横光利一 「旅愁」

...見るまに変ってゆく遊部の馬鹿にした表情を見詰め...   見るまに変ってゆく遊部の馬鹿にした表情を見詰めの読み方
横光利一 「旅愁」

...見るまに真っ黒な大集団を霧の中に肥らせてくるばかりだった...   見るまに真っ黒な大集団を霧の中に肥らせてくるばかりだったの読み方
吉川英治 「上杉謙信」

...飛馬は見るまに渓谷(けいこく)へ駈けおりて...   飛馬は見るまに渓谷へ駈けおりての読み方
吉川英治 「三国志」

...矢は見るまに、めいめいの袖(そで)や裾(すそ)にも二、三本ずつ刺(さ)さってきた...   矢は見るまに、めいめいの袖や裾にも二、三本ずつ刺さってきたの読み方
吉川英治 「神州天馬侠」

...見るまに波の距離がひろがってゆく...   見るまに波の距離がひろがってゆくの読み方
吉川英治 「親鸞」

...それは見るまに、官衙の廂(ひさし)から廂へ、大きな焔の波濤をなし、常陸勢は、たちまち混乱に陥ちてしまった...   それは見るまに、官衙の廂から廂へ、大きな焔の波濤をなし、常陸勢は、たちまち混乱に陥ちてしまったの読み方
吉川英治 「平の将門」

...黒い液体が、眉間(みけん)から青白いその顔へ、見るまに、いくすじも流れだしている...   黒い液体が、眉間から青白いその顔へ、見るまに、いくすじも流れだしているの読み方
吉川英治 「野槌の百」

...主水の顔は、見るまに、まっ蒼になって、「? ……」ごくと、生唾(なまつば)を嚥(の)んだまま、その妙な、小さな物体に、驚きの目を奪(と)られてしまった...   主水の顔は、見るまに、まっ蒼になって、「? ……」ごくと、生唾を嚥んだまま、その妙な、小さな物体に、驚きの目を奪られてしまったの読み方
吉川英治 「牢獄の花嫁」

「見るまに」の読みかた

「見るまに」の書き方・書き順

いろんなフォントで「見るまに」


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