...そのすきを見すまして...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...建振熊命(たけふるくまのみこと)はそれを見すまして...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...油断を見すまして作物(さくもつ)其方退(そっちの)けに増長して来た草もとらねばならぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...時と場合を見すましては馬鹿口がころがり出す...
中里介山 「大菩薩峠」
...衆の熟眠を見すまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...おじいさんがいないのを見すまして...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...油断を見すまして取上げようとしたのが...
野村胡堂 「踊る美人像」
...彌八が醉つて寢たのを見すまして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眠っているのを見すまして...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...係長がひるむのを見すまして...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...幸坊が後(うしろ)を向いたちよつとのゆだんを見すまして...
宮原晃一郎 「幸坊の猫と鶏」
...それを見すまして...
三好十郎 「好日」
...赤い羅宇が割れたのを見すまして...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...そして阿能が中へ入ったのを見すましてから...
吉川英治 「大岡越前」
...主客三人だけとなったのを見すまして...
吉川英治 「三国志」
...彼の為(す)ることを見すまして笑いながら戻って来るのを待っていたのであるが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...最前から見すましていた弦之丞が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...見すましていた町人は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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