...ときたま村の人たちが見かけるときには...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...別にかわったものを見かけませんから」そういって艇長の方を向いたのは...
海野十三 「三十年後の世界」
...ちょうどなかを通りかかるのを見かけて...
高見順 「いやな感じ」
...あれは見かけによらない道楽者で...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...病後まだすっかり回復してないというのにつやのいい赤ら顔の見かけに似ず生下戸(きげこ)で...
中勘助 「結婚」
...見かけたところ、この宿屋には蚤がいるにちげえねえ、これを蒲団(ふとん)のしたにしいてお寝」おかげさまで、その晩は蚤に食われなかったお礼をいうものがありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あまり街では見かけたことのない種類の美しさです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...重罪裁判所で見かけた一人の痩せた毒殺女がそのモデルになつてゐる...
堀辰雄 「ヴェランダにて」
...二人の老婦人が何かしやがみながら熱心に搜し物をしてゐる後姿を見かけた...
堀辰雄 「四葉の苜蓿」
...古今よりも善き歌を見かけ申候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...平生見かけない人たちが幾人も門をはいって来て案内を求める声を聞けばはっと思わせられもするし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...随分心を入れて刺したのを見かけます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...あなたをお見かけした時から...
夢野久作 「死後の恋」
...足軽(あしがる)がになっていくのを竹童(ちくどう)がチラと見かけた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...茶店(ちゃみせ)があるな」立場(たてば)がわりに駒止(こまど)めの杭(くい)がうってある葭簀掛(よしずがけ)の茶屋(ちゃや)を見かけて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...土筆屋(つくしや)で見かけたという者もあるので訊(き)き糺(ただ)すと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...見かけない役者だねえ」お勘がまた立ち止まって指さしたのを...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...二度見かけた事があるが...
吉川英治 「源頼朝」
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