...それが合田さんの所でお前を二度ほど見かけて...
有島武郎 「星座」
...木の間にはきれいな鳥も見かける...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...夕食前の数分間には子供部屋をおとずれている彼を見かけた...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...よくお寺で見かけた「地獄の絵」にある鬼共と同じだった...
徳永直 「冬枯れ」
...もうあなたを見かけないと言いました...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これが甲州第一の物持の旦那様と知ってお見かけ申しちゃいましたわけじゃあござりませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...(この子には、見かけによらぬ、はげしいものがある)そして、金五郎は、嘗て、自分が通って来た道をふりかえって、息子が、同じように、危険の中へ、信念と勇気とをもって、踏みこもうとしている雄々しさを、ひそかに、是認した...
火野葦平 「花と龍」
...私が再び彼を見かけたのは晩餐後であつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...実際は見かけほどひどくないのであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...その髪の恰好(かっこう)は今朝私が食堂で見かけた青衣の少女のそれとそっくりだった...
堀辰雄 「旅の絵」
...――人は見かけによらねえものというが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...どうやらこの男も放射線室に行くらしく確かに私は彼が放射線室から出て来たことを見かけたことがあった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...だれも見かけませんでした...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「にいさんと妹」
...北の方では蓑(みの)だとか藁沓(わらぐつ)だとかが大変綺麗(きれい)に編んであったりするのを見かけます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...他では見かけません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...素はだしで来るのを見かけて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...見かけなかったか」「……さあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...人はこの離れ家(や)に何も変った様子を見かけなかった...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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