...猿猴や蟹を経営に例えることができる...
...彼の目は猿猴蟹に向いている...
...熊本県の名産品に猿猴蟹せんべいがある...
...猿猴蟹をモチーフにしたお土産を探している...
...この料理には猿猴蟹の出汁がたっぷり入っている...
...猿猴を真似てゐるマドモアゼル...
李箱 「AU MAGASIN DE NOUVEAUTES」
...此の『シラノ猿猴格闘録』は小型の渋い美装本であるが...
辰野隆 「書狼書豚」
...蛇を怖れるは猿猴(えんこう)の類に限る...
寺田寅彦 「話の種」
...猿猴(えんこう)のよく水に下るはつなげる手あるがため...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...紫に猿猴杉(えんこうすぎ)...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...夜はもう大分遅かつたが、猿猴橋を渡ると、橋の下に満潮の水があつた...
原民喜 「永遠のみどり」
...私は猿猴橋を渡り...
原民喜 「廃墟から」
...猿猴栄次について...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...『貧児教育慈善開演御披露演演劇会一座旧大悪人無期徒刑囚特赦減刑人猿猴小僧事明治噂白浪三羽烏一人本名 市村栄次郎旧福井県士族当四十七年とこう書いてあって(明治白浪の三羽烏とは...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...この猿猴栄次を宗としたものにちがいない...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...象牙や孔雀や猿猴や栴檀などといふものがオピルといふ港から輸出された...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...十八計なる女の加賀の單なる絹に猿猴が手して美しき男攫むさま...
三田村鳶魚 「女順禮」
...京阪でこれを猿猴と呼び...
南方熊楠 「十二支考」
...また猿猴の字音で呼ばる...
南方熊楠 「十二支考」
...和漢に多き猿猴月を捉えんとする図が出来たのであろう...
南方熊楠 「十二支考」
...大王猿猴の勧めに依って弓を引いて敵に向いたもうに...
南方熊楠 「十二支考」
...故に竜宮城に向って南方へ行くなり、と宣いければ、猿猴ら申さく、我らが存命偏(ひとえ)に大王の力なり、いかでか、その恩を思い知らざらん、速やかに送り奉るべしとて、数万の猿猴大王に随(したが)って往き、南海の辺(あたり)に到りければ、いたずらに日月を送るほどに、梵天帝釈大王の殺生を恐れて国を捨て、猿猴の恩を知って南海に向う事を憐れと思して、小猿に変じて数万の猿の中に雑(まざ)りていうよう、かくていつとなく竜宮を守るといえども叶うべきにあらず、猿一つして板一枚草一把を儲けて橋に渡し、筏(いかだ)に組みて竜宮城へ渡らんといいければ、小猿の僉議(せんぎ)に任せて、各板一枚草一把を構えて橋に渡し、筏に組みて自然に竜宮城に至れば、竜王、怒りをなして大なる声を起して光を放つほどに、猿猴霧に酔い雪に怖れて顛(たお)れ伏す...
南方熊楠 「十二支考」
...慣れない者には猿猴(えんこう)が月で手に取る方法がわからない...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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