...眼の届く限りに姿は見えないなと思う間もなく収穫小屋の裏木戸が開いて...
有島武郎 「フランセスの顔」
...見えないとはどういうわけだ)塩田大尉の顔はだんだんと紅くなってきました...
海野十三 「怪塔王」
...コレラ毒の構造が顕微鏡で見えないことはこの考えに反するものではない...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...屋根ばかりしか見えない窓外の索寞(さくばく)とした景色(けしき)のなかで...
高見順 「如何なる星の下に」
...互に見えないようにしてある...
永井荷風 「寺じまの記」
...浩さんはどこにも見えない...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...大して聰明さうにも見えない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...目に見えない敵が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...目の見えないお前が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見えないんですが...
三好十郎 「その人を知らず」
...是で働けないのは眼をつぶって物が見えないのと同じことである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...眼に見えないなにかがはしりでもするように...
山本周五郎 「風流太平記」
...それに見えないのだから...
横光利一 「馬車」
...自分の足元の見えないやうな所に居ることは巴里(パリイ)であるだけ心細くも覚えるのであらう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...見えない暗い中も見透(とほ)せる程頭がはつきりとして来た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...「将軍の着ておられる緑の袍(ひたたれ)は緑錦(りょっきん)の地色も見えないほど古びておるな...
吉川英治 「三国志」
...不可能という壁は見えないらしい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...まばらにしか見えない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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