...見えないほどだし...
泉鏡花 「薄紅梅」
...目に見えないが、強い電磁波は、一直線にのびていって、天空をわが物顔に下りてくる「魔の空間」を突きさした...
海野十三 「宇宙戦隊」
...まるで目に見えない板塀(いたべい)に突き当ったように...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...あの大きな翼も見えないし...
海野十三 「大空魔艦」
...薄暗がりだからつひ見えないで踏み附けた...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...七兵衛はどこへ行った」どこへ行ったやら影も形も見えないので...
中里介山 「大菩薩峠」
...吉田様が見えない...
中里介山 「大菩薩峠」
...主従とも見えないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...陸岸の一部と見るには輪郭が鮮かに過ぎる――指さす目的物は見えないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなたばかりはそんなには見えないとよく昔の女友達が云つてゐたけれど...
林芙美子 「秋果」
...彼の進攻を阻止せんとする目に見えない敵をあまりにもあっけなく討ち取ったせいで彼は無謀になり...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...客から見えない垂れ幕のうしろにいて...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ちッとも恐れ入ったように見えないじゃないか」というと...
久生十蘭 「魔都」
...だが奴は泥棒に見えないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...布にもナイフにも赤い色は見えないで...
三好十郎 「肌の匂い」
...古本屋のおやぢは奧にはいつて居て姿が見えない...
吉川英治 「折々の記」
...侍の背後(うしろ)へ迫ってゆく様子が見えない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...瀧の姿は見えないが...
若山牧水 「熊野奈智山」
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