...降伏条件を受け入れるかどうか、要慎重に考える必要がある...
...空襲を要慎(ようじん)してということだったけれど...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...そのとき博士は大いに要慎(ようじん)して...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...この辺は物騒だから要慎(ようじん)するように注意して去った...
海野十三 「奇賊悲願」
...後にも先にもそんな不要慎な戸の閉め方をなさる方ではありませんでな...
海野十三 「地獄の使者」
...要慎(ようじん)して行きたまえ...
海野十三 「諜報中継局」
...しかし懐中物(かいちゅうもの)だけは要慎(ようじん)したがいいですぞ...
海野十三 「のろのろ砲弾の驚異」
...いかにも要慎(ようじん)深く...
高神覚昇 「般若心経講義」
...早速足がつかないように要慎(ようじん)して...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ペルゴレーズ街の殺人事件」
...秘密を気づかれないように要慎(ようじん)しながら...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...気のいい人の要慎(ようじん)なさで...
徳永直 「白い道」
...台の前部(ぜんぶ)に藁(わら)が散らしてあるのは流れる血を防ぐ要慎(ようじん)と見えた...
夏目漱石 「倫敦塔」
...家の中の要慎(ようじん)はそんな生やさしいことじゃ無い」八五郎の話は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...山は底鳴りをさせ、地響きを立てながら、要慎深く、慎重に、辷り落ちた...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...はるかに要慎(ようじん)深い扮装(いでたち)ながら...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...妾達は要慎(えうじん)してゐたんだけれど...
牧野信一 「女優」
...要慎(ようじん)のために藤尾を町人風の恰好(かっこう)にするほうがいい...
山本周五郎 「新潮記」
...――そこもと留守の御要慎(ごようじん)けんごのおもむきあっぱれに存じそろ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...かほどの要慎はいかにやと存ぜられそろ...
山本周五郎 「日本婦道記」
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