...「イングランド西部の都市にしばらく滞在することになったある紳士がある晩に...   
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」 
...西部のちつぽけな鉄道の社長をつとめてゐるカアタアといふ男の顔もみられた...   
薄田泣菫  「茶話」 
...低い灌木の樫のしげった台地になっている所は西部の大草原(プレーリー)にも韃靼(だったん)のステップ草原にもつづくかと思われ...   
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」 
...西部の人たちに、あはれまれてゐると知つたら、蟹田の人たちは、くすぐつたく思ふだらう...   
太宰治  「津軽」 
...半島の西部の金木地方も...   
太宰治  「津軽」 
...西部の大分、宮崎などよりももつと振はない...   
田山録弥  「町」 
...西部の森林地帯では「火事日和(かじびより)」なるものを指定して警報を発する設備もあるようである...   
寺田寅彦  「函館の大火について」 
...オリヴィエが教師に任命されたフランス西部の町に...   
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」 
...ケーサルの時代にはゴールの土地(ラインとピレネーの間)の最西部の主都であり...   
野上豐一郎  「大戰脱出記」 
...島根半島西部の一海角(かいかく)である...   
柳田國男  「地名の研究」 
...山からこちらの東京都西部の民家(みんか)とは...   
柳田国男  「母の手毬歌」 
...栃木県の西部のように...   
柳田国男  「母の手毬歌」 
...是も現在まだ備中(びっちゅう)西部の島々...   
柳田国男  「木綿以前の事」 
...この方面では西部の同類よりもずっと多いらしいのである...   
柳田國男  「野草雑記・野鳥雑記」 
...――それは實際西部の峽灣を巡に來た巡洋船であつた...   
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」 
...その西部の一端にいま...   
吉川英治  「私本太平記」 
...西部のパノフォラム・ロードに虹が浮いて...   
吉行エイスケ  「地図に出てくる男女」 
...東京の西部の郊外にはそれが到る所に茂つてゐた...   
若山牧水  「樹木とその葉」 
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