...「イングランド西部の都市にしばらく滞在することになったある紳士がある晩に...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...低い灌木の樫のしげった台地になっている所は西部の大草原(プレーリー)にも韃靼(だったん)のステップ草原にもつづくかと思われ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...彼がそれをそこからもってきたといわれている南西部のインディアンの神の広大なトウモロコシ畠に運び返してしまうことだろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...京都の西部のとある家は化物屋敷だという評判で久しく人も住まず荒れ果てるままにしてあったが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...山を越えて津軽半島西部の広い津軽平野に住んでゐる人たちは...
太宰治 「津軽」
...半島の西部の金木地方も...
太宰治 「津軽」
...(明治四十年十月二十六日『東京朝日新聞』)二十六風向(ふうこう)と漁業英国南西部の海岸で年々にとれる魚の総数を漁夫の数に割り当てて統計してみると...
寺田寅彦 「話の種」
...今でも西部のはずれでは...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...西部の秘密境に突進し...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...テキサスの西部の高い草の香りが残っている...
中井正一 「美学入門」
...ケーサルの時代にはゴールの土地(ラインとピレネーの間)の最西部の主都であり...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...これを区別するのが標準的発音であるとせられたのである(日本西部の方言では区別していた)...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...(16)Neufchatel ――スイスの西部のフランスに接した州の名...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...ゴードン・ガーデンはロンドン西部のなかでも最高に素晴らしい優雅な地区だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...西部の大邸宅から美しい生地を大量に預かりそれを仕立てるのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...是も現在まだ備中(びっちゅう)西部の島々...
柳田国男 「木綿以前の事」
...時に、魏の叡帝(えいてい)は、曹真が祁山(きざん)における大敗を聞いて、孔明の大軍の容易ならざる勢力を知り、遠く、使いを派して、西の国王徹里吉(てつりきつ)に対し、――高原の強軍を起して孔明の、うしろを脅かし、西部の境に、第二戦線を張られたし...
吉川英治 「三国志」
...すでに孔明が西部の憂いを払って...
吉川英治 「三国志」
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