...金蓮と二人で月湖(げっこ)の西に僑居(かりずまい)をしているものだとも云った...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...英國に赴き半歳ほどにて東京に歸り一時泉岳寺畔に僑居す...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...最前宗近家の門を出た第二の車はすでに孤堂先生の僑居(きょうきょ)に在(あ)って...
夏目漱石 「虞美人草」
...以前は華僑の住宅ででもあつたらしく...
林芙美子 「浮雲」
...レコードやラジオを鳴らしてゐる華僑の飲食店が並んでゐた...
林芙美子 「浮雲」
...南部僑一郎と会ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...折柄訪れ来った杉山昌三九と南僑を連れてハゲ天で食事し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...南僑と近くの四海楼といふチャチ支那料理へ入ったら...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今日より此の宿へ泊る松平晃、南僑と四人で、先日池永浩久氏に紹介された、水青楼へ出かける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...南僑来り、松平も来て食事をすませたところへ、新京極花月へ来てる柳が訪れて来た、どうも此ういふ得体の知れぬ、頭の悪いのにかゝっては話が困る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昭和廿年花季の戦火に巣鴨花街の僑居を焼かれてから早や二年有余の歳月がながれ去つた...
正岡容 「巣鴨菊」
...明治二十九年七月一日東京上根岸僑居に於て...
正岡子規 「東西南北序」
...予帰朝後この田辺の地に僑居(きょうきょ)し...
南方熊楠 「十二支考」
...過菅太中僑居問疾...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「僑居す」の下(しも)に脱してゐなくてはならぬのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...生君于江戸鱸坊之僑居...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...我がモンビシユウ街の僑居(けうきよ)に帰らんと...
森鴎外 「舞姫」
...わがモンビシュウ街の僑居(きょうきょ)に帰らんと...
森鴎外 「舞姫」
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