...反動政治家山縣有朋が當時の西園寺内閣に對する反間苦肉の策だと如何にもうがつた説を立てる人もありました...
石川三四郎 「浪」
...◎不信任案は僅々九票の差なりしとは云へ兎も角も政府黨の勝利に歸して否決となり西園寺内閣の運命は茲に強固なる基礎に置かれし如くなるも曩に總辭職の噂傳へられて其一角既に崩落し二十三日の議會に於ては現内閣成立當時の原則たる山西兩系の政治的均勢明白に破壞され...
石川啄木 「雲間寸觀」
...多数党を率いる西園寺(さいおんじ)〔公望(きんもち)〕侯〔爵〕の如きは...
大隈重信 「選挙人に与う」
...」かういふわけから挙国一致で講和大使として近々巴里(パリー)へ出掛ける筈の西園寺侯が...
薄田泣菫 「茶話」
...西園寺公の様な方にも同じ事がいえるけれど...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...西園寺公望侯、渡辺国武子、金子堅太郎男の三氏に至ては、是れ純然たる伊藤侯の門下生なれば、則ち侯と進退趨舎を倶にするは亦怪む可きなし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...西園寺侯も亦前年曾て一新聞を発行して自ら之れが記者たることありき其位地境遇何ぞ太だ相似たるや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
......
蜷川新 「天皇」
...政友会総裁としての西園寺公は...
野村胡堂 「胡堂百話」
...そのような空気のアメリカへ、伊藤がまずわたり、西園寺がわたり、黒田開拓使次官がわたってゆくのである...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...これに関してもまた西園寺家との間に紛争のあったことは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...西園寺家だけであったろう...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...西園寺もただ取次ぎをしただけではなく...
柳田国男 「故郷七十年」
...炉辺叢書西園寺君の世話で贈られた資金で...
柳田国男 「故郷七十年」
...或日同僚の西園寺という貴公子に...
柳田国男 「予が出版事業」
...西園寺内大臣の眼の下へ...
吉川英治 「私本太平記」
...花園の二上皇の旨をうけた西園寺ノ大納言公宗(きんむね)がこれへのぞんで...
吉川英治 「私本太平記」
...みかどの臨幸(りんこう)を約していた北山の西園寺家では...
吉川英治 「私本太平記」
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