...之れを襲用することの便利さを感じて淡路源之丞と改名したと云ふのが眞相らしい...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...非常に多く襲用されてあるのだから...
坪内逍遙 「ロミオとヂュリエット」
...松陰これを襲用したりといえども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...漢書地理志に粤地の事を記せる文を襲用し...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...大要漢書地理志の耳朱崖の記事を襲用せり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...俗語體の小説戲曲の文中にも古來襲用の誤字を訂し...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...まずむかしから世間一般に襲用された手段である...
永井荷風 「申訳」
...いっさい信玄の為し置かれたままを襲用して差支えなしということであったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのまま襲用する必要はない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...幕政を改革して大藩の権力を伸張せんとする雄藩ブロックの戦略語として襲用された...
服部之総 「尊攘戦略史」
...これが今に至るまで襲用される事になったのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...後世の人時に此語を襲用して其儘に「立ち立つ」と使ふも...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...後世の歌人は造句を工夫せずして寧ろ古句を襲用するを喜びし故に衰へたり...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...和算家もその術語を襲用した...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...それから羅馬帝國滅後のいかさま語さへ盛んに研究され襲用されおる如く...
南方熊楠 「再び毘沙門に就て」
...京水本はこれを襲用してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...漢字を襲用した我が国の文化もシナの文化圏に統一せられているのではない...
和辻哲郎 「孔子」
...外来の様式を襲用することは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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