...彼女は裸身で部屋中を歩き回っていた...
...裸身になって入浴するのは普通のことだ...
...裸身のまま外に出るなんて無謀だ...
...その女優は下着姿で裸身を演じることに抵抗がないそうだ...
...裸身で寝ると風邪をひくよ...
...裸身(はだかみ)の肩を掩つてゐる...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...裸身(はだかみ)の腕に溶けこんでゐる...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...ロロー殿下の裸身(らしん)について...
海野十三 「海底大陸」
...自分の裸身の隅から隅まで検べてみた者があろうか...
海野十三 「三人の双生児」
...あいかわらずの裸身(はだか)で...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...柱(はしら)のごとき氷柱(つらゝ)を裸身(はだかみ)に脊負(せおひ)て堂押にきたるもあり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...裸身(はだか)では居られないので...
長谷川時雨 「きもの」
...元々裸身ひとつ故...
林芙美子 「生活」
...吹き晒しの裸身が僕だつたのか...
原民喜 「鎮魂歌」
...高くさしのばした腕と丸めた拳とを自分の裸身を被い隠すために使わなければならないのだが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...裸身の僕は、單に――人類の罪を覆うてゐる、キリスト教の血に染んだ上衣(うはぎ)を剥(は)いで了へば――冷酷な野心(やしん)に富んだ男に過ぎないのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...次第にそれが裸身になつてゆく態を眺めて涎を流してゐるヘロデの※々大王であつた...
牧野信一 「サロメと体操」
...突如として裸身の乙女がひく壮麗な車に乗って行った古代の帝王の豪華な姿を点出するといった風に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むしろ、あらわな裸身を、さらにあらわにしてみせるようでさえあった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...もし本当に裸身になって見よ...
横光利一 「旅愁」
...あのえへえへ喜び勇んだ醜行のどこが裸身だ...
横光利一 「旅愁」
...あらゆる周囲のものに対して範宴は今まったく裸身になって手をついてしまいたい...
吉川英治 「親鸞」
...古代の赤煉瓦の壁の間に女神の白い裸身は死骸のごとく横たわっている...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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