...彼女は裸身で部屋中を歩き回っていた...
...裸身になって入浴するのは普通のことだ...
...裸身のまま外に出るなんて無謀だ...
...その女優は下着姿で裸身を演じることに抵抗がないそうだ...
...裸身で寝ると風邪をひくよ...
...裸身(はだかみ)の肩を掩つてゐる...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...裸身(はだみ)に颯と白銀(しろがね)を鎧(よろ)ったように二の腕あたり蒼(あお)ずんだ...
泉鏡花 「婦系図」
...だから向うを怪人物が裸身(らしん)の矢走千鳥を乗せたまま逃げてゆくのを望みながらも...
海野十三 「恐怖の口笛」
...自分の裸身の隅から隅まで検べてみた者があろうか...
海野十三 「三人の双生児」
...あいかわらずの裸身(はだか)で...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...裸身では人形がはずかしがるだろうといってね...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...けれども、これをよく見ると、これはヴィナスが、その全裸を、男に見られて、あなやの驚き、含羞旋風(がんしゅうせんぷう)、裸身むざん、薄くれない、残りくまなき、かッかッのほてり、からだをよじってこの手つき、そのようなヴィナスの息もとまるほどの裸身のはじらいが、指先に指紋も無く、掌(てのひら)に一本の手筋もない純白のこのきゃしゃな右手に依(よ)って、こちらの胸も苦しくなるくらいに哀れに表情せられているのが、わかる筈だ...
太宰治 「斜陽」
...裸身のKが立っている...
太宰治 「秋風記」
...妻の裸身は金と赤との光炎に被われているようで...
外村繁 「日を愛しむ」
...村山君の冷えゆく裸身を土の上に横たえ...
永井隆 「長崎の鐘」
...湯上りの疲れた裸身を...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...橋の袂に美女の裸身しはんほになすはかはすなにほんはし「吝嗇漢(しは(わ)んぼ)に茄子は買は(わ)すな日本橋――か...
野村胡堂 「礫心中」
...自分の裸身を売りものにして...
林芙美子 「瀑布」
...汽車路に添つた街道を裸身のドリアンが駆けてゐる...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...赤髪裸身灰黒色にして...
柳田国男 「山の人生」
...もし本当に裸身になって見よ...
横光利一 「旅愁」
...よく矢代の仰いだ欅の大樹も葉を吹き落され裸身になった...
横光利一 「旅愁」
...古代の赤煉瓦の壁の間に女神の白い裸身は死骸のごとく横たわっている...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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