...火鉢で裸火を見ながら飲むのが好きです...
...キャンプで裸火をたきながら話すのも楽しいですね...
...裸火で調理をすると火傷する危険性があるので注意が必要です...
...家の中で裸火を使うと、火事の原因になります...
...今夜は裸火で焼き鳥を楽しみたいと思います...
...さうして現實の中に生きて夢といふ果敢ないものを護るの努力は要するに烈風の前に裸火を護らうとするにも似た果敢ない努力である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...裸火(はだかび)の蝋燭を捧げていた...
泉鏡花 「霰ふる」
...黒髮を長く肩を分けて蓬に捌いた、青白い、細面の婦が、白裝束といつても、浴衣らしい、寒の中に唯一枚、糸枠に立てると聞いた蝋燭を、裸火で、それを左に灯して、右手に提げたのは鐵槌に違ひない...
泉鏡花 「遺稿」
...黒髪を長く肩を分けて蓬(おどろ)に捌(さば)いた、青白い、細面(ほそおもて)の婦(おんな)が、白装束といっても、浴衣らしい、寒の中に唯一枚、糸枠に立てると聞いた蝋燭を、裸火で、それを左に灯して、右手に提げたのは鉄槌(てっつい)に違いない...
泉鏡花 「遺稿」
...裸火の光をはじいていくつかの勲章がきらきらと光ったのだ...
梅崎春生 「日の果て」
...一緒に居りました」裸火の蝋燭が揺れ...
梅崎春生 「日の果て」
...みだりに裸火にされる危険を避けるために...
大阪圭吉 「坑鬼」
...裸火(はだかび)の反映で東洋提灯の示威運動みたいだった...
谷譲次 「踊る地平線」
...灯光などでもなるべく裸火を廃して磨硝子(すりガラス)の玉ボヤのようなものをかけた方がよい...
寺田寅彦 「話の種」
...後(うしろ)の隅々(すみずみ)についている瓦斯(ガス)の裸火(はだかび)の光は一ぱいに詰(つま)っている見物人の頭に遮(さえぎ)られて非常に暗く...
永井荷風 「すみだ川」
...裸火の光りに透かすようにして見たが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...問題の木ぶすまを開けて出て、振り返って、おぼろな、裸火で、じっと、お初をみつめて、「ほんとうに、大人(おとな)しくしていてくれなきゃあいけねえぜ」「駄目を押しすぎるよ、いい悪党の癖(くせ)にさ――」法印は、ニヤリとして、締りをしめると、太い止め釘を、ぐっと差し込んだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そこに裸火(はだかび)を立って...
吉川英治 「江戸三国志」
...裸火(はだかび)芦(あし)の深みに隠されて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...蝋燭(ろうそく)の裸火(はだかび)を前に置いて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お米の姿が裸火にてらされていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...蝋(ろう)の裸火(はだかび)に顔を集めている三人の人影を見つけると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...交(ちが)い棚(だな)の端に裸火の手燭(てしょく)が一つ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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