...この薬は健康に裨益があると言われています...
...その本からは私たちにとって大きな裨益が得られるでしょう...
...このプロジェクトは地元経済に裨益をもたらすことが期待されています...
...彼の計画は私たちにとって裨益をもたらす可能性があります...
...裨益を得るためには、努力が必要です...
...明治三十三年以来文部省の計画したる幾多の改革は一たびも文章に裨益したるを聞かず...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...肉體の運動と略相似た意味に於いて精神の成長に裨益する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ここにおいて余はその多少世道人心を裨益(ひえき)することもあるを信じ...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...近藤君の著と共に、古書を讀みわけむものに、裨益多かりかし...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...間接に幕府の政治に裨益せしや必せり...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...此の雜誌は主として支那人の心理現象に關する論文を發表する點に於て我々を裨益する所少なからぬのであるが...
橘樸 「支那を識るの途」
...それに由つて裨益されることが多かつた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...自分自身の裨益にも自分自身の幸福にもすることが出来ず...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...此(かく)の如く浮世絵画工中北斎の最(もっとも)泰西人に尊重せられし所以(ゆえん)は後期印象派の勃興に裨益(ひえき)する所多かりしがためなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...それは他日大(おおい)にわたしを裨益(ひえき)する所となった...
永井荷風 「梅雨晴」
...勿論裨益もするのだが...
中原中也 「詩と其の伝統」
...あえて世道人心を裨益(ひえき)しようなどという...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...おのおの自からその裨益を謀(はかり)て...
福沢諭吉 「学校の説」
...私学校は人を教えて世の裨益(ひえき)をなすべき術に富めるといえども...
福沢諭吉 「学校の説」
...鋭意新政を行って四民を裨益したことは頗(すこぶ)る多かった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...児童心理の研究にも裨益(ひえき)する事論なし...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...世道(せどう)人心に裨益(ひえき)するという精神でなければならん...
村井弦斎 「食道楽」
...頗る興あるのみか勧懲に裨益ある物語にて毎に聴衆の喝采を博せし子が得意の人情話なれば...
若林※[#「王+甘」、第4水準2-80-65]藏 「怪談牡丹灯籠」
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