...この弟橘姫様(おとたちばなひめさま)が玉依姫様(たまよりひめさま)の末裔(みすえ)――御分霊(ごぶんれい)を受(う)けた御方(おかた)であると伺(うかが)いましたので...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...後裔を輩出せしめる懼れがある...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...その後裔の一人であったマルクスには...
寺田寅彦 「札幌まで」
...アレースの裔ヒケタオーン...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ヂュースの裔のプリアモス王の衆子に命じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...汝戰鬪の術知らずしていかなればこゝに震ひてくぐまるや?アイギス持てる天王の裔と汝を呼ぶものは 635僞れるかな...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ペーレーデースついで又腰より利劍拔きかざし、激しく敵に進み行く、敵は剛強の手をのして、アキルリュウスの長槍を岸より拔くを得べからず、 175拔くべく猛に念じつゝ三たび其槍握り搖(ゆ)る、而して三たび效あらず、四度試み、勇將の投げし長槍おし曲げて、折らんとしつる折もあれ、近く迫りてアキリュウス劔を擧げて彼を打つ、腹部のもなか臍のそば、打てば臟腑は悉く 180溢れ地上に擴がりて、暗は喘げる彼の目をおほへり、かくてアキリュウス彼の胸のへ脚加へ、武裝剥ぎ取り、揚々と大言放ち陳じ曰ふ、『かく横はれ、おほいなる河靈の裔と生るるも、クロニーオーン天王の子らと戰ふ事難し、 185廣く流るる大川の靈より出づと汝曰ふ、さもあれ我はクロニオーン・ヂュウスの裔と身を誇る、我を生めるは數多きミルミドネスを司どるアイアコスの子、ペーリュウス、其アイアコス、神の裔、而してヂュウス、大海に流るる川の靈よりも 190勝る、さばかりヂュウスの子、河靈の子にぞいや勝る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...同教授が『雪華図説』の著者土井利位の家老であった鷹見泉石の裔(すえ)と姻戚の間に在ることをきかれていたのに始まった...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...枯れても川崎了斎(かわさきりょうさい)の裔(すえ)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...………………おゝ これはこれノルマンデイの草原から長蛇船(ロングサーバント)の櫂をそろへて勇ましく波を越え また波と闘ひ月を呪ふ国に到着したガスコンの後裔………………と歌つた...
牧野信一 「酒盗人」
...その八十八池田氏宗家の末裔鑑三郎さんは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...次に「又分家」の裔二世全安さんを尋ね得た...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「好くあなたは裔一のような子と遊んでおやんなさるのね...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...「僕は裔一君が大好です」「わたくしはお嫌」奥さんは頬っぺたをおっ附けるようにして...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...裔一はひどく萎(しお)れている...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...オトヂキョの後裔(こうえい)として末(すえ)大いに繁殖し...
柳田国男 「海上の道」
...景帝の裔孫(えいそん)などとは...
吉川英治 「三国志」
...ひとりは吉田大納言定房の末裔(まつえい)の吉田博光氏で...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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