...この弟橘姫様(おとたちばなひめさま)が玉依姫様(たまよりひめさま)の末裔(みすえ)――御分霊(ごぶんれい)を受(う)けた御方(おかた)であると伺(うかが)いましたので...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...張大帥はすなわち燕人(えんじん)張翼徳(ちょうよくとく)の後裔で...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...婦裔将レ撃二爾首一...
高木敏雄 「比較神話学」
...此の後裔(こうえい)は後まで長くつゞいたらしいが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...エネルギー不滅論の祖とせらるるロベルト・マイアーは最もよくルクレチウスの衣鉢(えはつ)を伝えた後裔であった...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...メノイチオスの勇武の子、之を眺めて憐憫に堪へず、呻きて翼ある言句を彼に陳じいふ、 815『ああ無慚なり、アカイアの諸王並に諸將軍、友を郷土を離れ來てこゝトロイアの空の下、汝ら白き脂肪もて野犬の口を飽かしめむ、神の養ふ英豪のユウリュピュロスよわれにいへ、アカイア軍は畏るべき將ヘクトール支ふるや? 820或は彼の槍の下皆悉く亡びんや?』矢疵に惱む豪勇のユウリュピュロスは答へ曰ふ、『*パートロクロス、神の裔、アカイア軍は今既に防禦の術(て)なし、黒船をさして退き逃るべし、先きに至剛の譽得し諸將こぞりて、トロイアの 825鋭き槍に矢に打たれ、皆船中に横はり起たず、而して敵軍の勇はます/\激しかり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...上古に於いて族裔の榮えたる皇別の中にては...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...カインの末裔の土地で...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...其の後鷹見家の後裔...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...詩人は若いころ自分が「森の七つの城のなかで三つの枝の花咲いた」由緒のある貴族の後裔であるといふ追憶を愛してゐた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...節は上(かみ)に引いた復に代る書を受けた泉蔵達(いたる)の裔で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...縦(たと)ひ今藤陰の裔孫の手に無くとも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...裔一のお父様はお邸の会計で...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...僕は裔一に借りて...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...尾藤裔一は鋭敏な男ではない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...その百十二抽斎の後裔(こうえい)にして今に存じているものは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...あなたは景帝の裔孫(えいそん)だったのか...
吉川英治 「三国志」
...平貞盛からの末裔(まつえい)として...
吉川英治 「源頼朝」
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