...彼は思へり、「六孫王の苗裔、源氏の家子郎等を、駈具せば天が下何ものをか恐るべき」と...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...われむかし年わかくして今おいたれど義者のすてられ或はその裔(すえ)の糧(かて)こいあるくを見しことなし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...長じてヘーラクレースの母方の叔父老齡のリキュムニオスを(アレースの裔を)俄かに討ち果し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...理想的なガスコン人ども――スキュデリーやラ・カルプルネード――のふさわしい後裔(こうえい)であり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...『カインの末裔』に出て来る景色は...
中谷宇吉郎 「小さい機縁」
...ヘドッコになってしまった江戸児の末裔(まつえい)は...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...カインの末裔(まつえい)を読んだかと云う...
林芙美子 「新版 放浪記」
...今や同家の末裔(まつえい)がこの若者に残したものはほとんどなく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...其末裔鑑三郎さんに由つて処分せられ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...裔一のお父様はお邸の会計で...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...裔一は小さい道徳家である...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...「裔一君は留守だ...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...裔一は置土産に僕を諷諫(ふうかん)したのである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...佐野はその将門を攻めほろぼした俵藤太秀郷(たわらとうたひでさと)の後裔(こうえい)だからというのであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...のちに和談成って彼らの後裔(こうえい)もまた同じ神に仕えたことは...
柳田国男 「山の人生」
...景帝の第七子の裔であることは明らかになった...
吉川英治 「三国志」
...やはり関羽の末裔(まつえい)関勝だけのものはある」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しずかに鎌倉に住む吉田大納言の裔(すえ)と...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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