...末寺僧徒に関する一切の事件を統裁する一種の政府なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...別に同宗の総寺院を統裁する管長を置かず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...いいよ」見ていた人達はおおかた仲裁する積りで言ったのであろう...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...根拠のない否定論は慎んで下さらないと困りますね」捜査課長が仲裁するように云って...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...潤沢な権力を思うさま使って事を決裁することもでき...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...然(しか)れども彼らは自(みず)から裁する所以(ゆえん)を知らざるを如何(いか)ん...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...自裁するがよい」小太郎の声であった...
直木三十五 「南国太平記」
...殊に女の手紙に返書を裁する時「わたし」を「あたし」となし...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...陰険卑劣なオッチョコチョイ、つまり、蔭へまわっては、人を陥穽(かんせい)しようとするような奴、表へ出ては、つかみどころのないような奴を、制裁するのは、腕力に限ります...
中里介山 「大菩薩峠」
...仲裁する者が仲裁されるようになると...
中里介山 「大菩薩峠」
...放埒(はうらつ)な若殿金之進の夜遊びを制裁するための定めだつたのかも知れません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おれは政務を親裁することにした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...天下を裁するの志を抱き...
福沢諭吉 「学者安心論」
...田内は茶山が書を裁するに当つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此書を裁する前年壬午「九日独酌」の詩に自註がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...壽阿彌は此等の人々に一々書を裁するに及ばぬ分疏(いひわけ)に...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...母は例えば近所の夫婦喧嘩を仲裁する特殊な才能をもっていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...夫婦喧嘩を仲裁する時の...
柳田国男 「故郷七十年」
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