...いいよ」見ていた人達はおおかた仲裁する積りで言ったのであろう...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...「よし、よし」見ている人達は、仲裁するのか、ほめるのか、それとも煽(おだ)てるのかしらん...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...潤沢な権力を思うさま使って事を決裁することもでき...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...然(しか)れども彼らは自(みず)から裁する所以(ゆえん)を知らざるを如何(いか)ん...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...仲裁する者が仲裁されるようになると...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを制裁する実力を持ったものが一人もありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...すなわち僕の生活の道を制する人はついに僕の心までも制裁するにいたる虞(おそれ)がある...
新渡戸稲造 「自警録」
...仲裁するのに骨が折れるから」「それは...
久生十蘭 「雲の小径」
...おれは政務を親裁することにした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...あはや格闘にも及びかねまじき彼等の争ひを仲裁するのであつたが...
牧野信一 「ゾイラス」
...田内は茶山が書を裁するに当つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此書を裁する前年壬午「九日独酌」の詩に自註がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茶山の此書を裁する四日前に八十歳で歿した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後書を裁する時既に愈(い)えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...書は今年丁巳一月十三日の裁する所であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...壽阿彌は此等の人々に一々書を裁するに及ばぬ分疏(いひわけ)に...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...母は例えば近所の夫婦喧嘩を仲裁する特殊な才能をもっていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...夫婦喧嘩を仲裁する時の...
柳田国男 「故郷七十年」
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