例文・使い方一覧でみる「袖垣」の意味
スポンサーリンク...例えば料理屋抔の庭にある便所で袖垣根や植木で旨く隠くしてある様なものを見られ... 
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そこと自分の書斎とは僅かに袖垣（そでがき）一つを隔てているにすぎなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿霞」
...そこに一軒の家の袖垣（そでがき）のような低い生垣（いけがき）の垣根があった...
田中貢太郎 「馬の顔」
...袖垣（そでがき）で仕切られた庭の方へまわって...
徳田秋声 「仮装人物」
...袖垣（そでがき）のところにある...
徳田秋声 「爛」
...袖垣（そでがき）...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...茶室や袖垣のあんばいに...
中里介山 「大菩薩峠」
...その流しが小石を交へた叩きである袖垣の側にはカリンの木が配合してある...
長塚節 「我が庭」
...袖垣（そでがき）のはずれに幣辛夷（してこぶし）の花が怪しい色を併（なら）べて立っている...
夏目漱石 「虞美人草」
...袖垣（そでがき）に辛夷（こぶし）を添わせて...
夏目漱石 「虞美人草」
...袖垣（そでがき）の上から一と目に見える縁側に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...のぞけば鞍馬（くらま）の石燈籠（いしどうろ）に萩（はぎ）の袖垣（そでがき）しをらしう見（み）えて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...袖垣（そでがき）の萩の中に死んだお梅のすぐの妹のお米が袖を引きあわしてしょんぼり立っている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...椽に近き小細水（ささらみず）は江戸川の流を偃入（せきい）れて胡麻竹の袖垣を遶（めぐ）り土塀を潜りて...
正岡容 「巣鴨菊」
...袖垣の茨（いばら）が枝をのばしたのや矢竹の藪（やぶ）などが...
山本周五郎 「つばくろ」
...網代（あじろ）の袖垣があり...
山本周五郎 「山彦乙女」
...おれを」袖垣（そでがき）のあたりの萩叢（はぎむら）を割って...
吉川英治 「大岡越前」
...今帰ったぞ」袖垣の彼方の台所らしい方で...
吉川英治 「新書太閤記」
便利！手書き漢字入力検索