...突然袋小路に追い込まれていた問題に、的確な切り返しで解決することを「逆撃」と表現する場合もあります...
...何の信仰! 何の希望! 木村は葉子が据(す)えた道を――行きどまりの袋小路を――天使の昇(のぼ)り降りする雲の梯(かけはし)のように思っている...
有島武郎 「或る女」
...袋小路(ふくろこうじ)の突当(つきあた)りみたいな部屋でして...
海野十三 「あの世から便りをする話」
...お茶は呑めないだろうからね」袋小路休憩時間が過ぎると...
海野十三 「地獄の使者」
...果然(かぜん)その袋小路の入口へきた...
海野十三 「西湖の屍人」
...袋小路に紛(まぎ)れこんだ――勿論...
海野十三 「西湖の屍人」
...袋小路へ大勢の市民が追いつめて...
海野十三 「蠅男」
...この小さな海の袋小路の上には...
大阪圭吉 「死の快走船」
...ここは、本州の袋小路だ...
太宰治 「津軽」
...袋小路に追いつめても...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...このくひちがひ袋小路は晝間は平凡な...
長谷川時雨 「夏の夜」
...ひっそりとした袋小路の奥にある六室ばかりの古びた平家だった...
久生十蘭 「悪の花束」
...出口を塞がれた完全な袋小路だ...
久生十蘭 「金狼」
...ボナパルト街の古めかしい一郭にある袋小路(アンパッス)の行きどまりの拱門を入り...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...最も狭い袋小路や部屋に閉じ込められているときより...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...どうにも動きのとれない最後の袋小路(ふくろこうじ)へむけて突進していったのです...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...いろんな袋小路やあいまいなかげやに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何時か袋小路でお逃げになったでしょう...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...我々の旅について語る必要はない――相変わらずウサギ狩りごっこの紙を倹約しながら置いていった――例の袋小路に至った旅と全く同じ種類のものだったから...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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