...「価格表通りに計算してください...
...表通りのほうの窓ガラスがわれた...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...表通りを三間半削られたので往来が近くなった...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...少しまわり道をして表通りを歩くのですけれど...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...辛抱(しんぼう)強く表通りの跫音(あしおと)を聞こうとした...
江戸川乱歩 「心理試験」
...始めて寝床より起き出で表通の銭湯に入る...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...されば表通り軒並の茶屋はいずれも普請を終って今が丁度移転(ひっこし)の最中(さいちゅう)と見える家(うち)もあった...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...表通りに何か事あれば忽ちあっちこっちの格子戸の明く音と共に駈け出す下駄の音のするのに...
永井荷風 「花火」
...擬造西洋館の商店並び立つ表通は丁度電車の往来する鉄橋の趣に等しい...
永井荷風 「日和下駄」
...表通のラディオや蓄音機の響も素見客(ひやかし)の足音に消されてよくは聞えない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...この年銀座の表通は地下鉄道の工事最中で...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...表通りはあの騒ぎでござんしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...表通りばかり搜したのは大手ぬかりだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...曾ては日本橋の表通りに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兜屋の店は、肴町の表通りで、外(そと)は市が立つたほどの騷ぎでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...表通りの鉄道馬車路を商家にし...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...表通りの店は、戦前は、クッキーが一番で、ケーキも念入りに出来ていた...
古川緑波 「甘話休題」
...表通りに面した所は商品を整然と飾りたて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...表通りへ消えて行った...
吉川英治 「新・水滸伝」
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