...「価格表通りに計算してください...
...表通の出入口へ、どっと潮のように馳(はし)り退(の)いて、居まわりがひっそりする、と、秋空が晴れて、部屋まで青い...
泉鏡花 「薄紅梅」
...表通りから眺められた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...表通りの弥次馬連は...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...車を表通りで拾おうと路地を歩いていたときだった...
高見順 「いやな感じ」
...時刻表通りに進むのなら...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...表通(おもてどおり)の八百屋で明日(あした)たべるものを買い...
永井荷風 「西瓜」
...表通りのネオンサインが反映する空のはずれには...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...裏通のバアに働いている女達は必ず二人ずつ一組になって、表通を歩み、散歩の人の袖を引いたり目まぜで誘(いざな)ったりする...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...こんどは表通りを少し遠っ走りして...
中里介山 「大菩薩峠」
...三日に一度は表通りから大廻りにあの横町に辿(たど)り着くんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...表通りばかり捜したのは大手ぬかりだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...聽けば以前は芝あたりの表通りに店を持つて居た...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...表通りへ手頃の荒物屋の店を持つたほどの働き者で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...では又五月九日〔巣鴨拘置所の顕治宛 山口県熊毛郡島田村より(封書)〕五月九日島田の家の表通りに近い方の二階の机でこれを書きはじめました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...表通に向いた二階の小部屋は...
森鴎外 「二人の友」
...表通りを進む仕事だからであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...表通りだけぽつぽつ建っている家も...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...金州と同じく表通は商家と飲食店が賑はつてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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