...或は長期にわたる籠城、辺塞の衛戍、皆此の範囲に属し、危険はあるにしても読書の余地が無い訳ではない...
市島春城 「読書八境」
...五人の衛戍(ゑいじゆ)将校が...
薄田泣菫 「茶話」
...「衛戍病院(えいじゅびょういん)」はさし絵の味が勝っている...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...その後柳樹屯の衛戍病院とかに行つたさうだ...
中原中也 「その頃の生活」
...衛戍(えいじゅ)病院にいるのではないから...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ふだんは至っておとなしいが日曜だと間々(まま)酔っぱらう連中を見受ける衛戍兵(えいじゅへい)の著(き)ている古い軍服によくあるものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...戦傷の鈴木俊夫が戸山原の衛戍病院にゐるとのことで寄ったが分らないらしく暇どるので又のことゝした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...(火)福岡の衛戍(えいじゅ)病院は三十余年前に床の下に入れて置いた地雷火(じらいか)がこの頃思ひ出したやうに爆発して人を焼き殺したさうな...
正岡子規 「病牀六尺」
...「衛戍(えいじゅ)病院へへえるとまもなく重態になった...
山本周五郎 「青べか物語」
...「衛戍(えいじゅ)病院へへえるとまもなく重態になった...
山本周五郎 「青べか物語」
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