...行李を持って空港に向かいます...
...旅行者は手荷物を整理して行李を小さくしようとする...
...帰省する際には、行李の収納に困ることがある...
...行李が多すぎて、重い荷物を運ぶのが大変だ...
...行李を預ける前に、中身の確認を忘れないようにしましょう...
...ぼんやりと部屋に帰った久助はぼんやりと朋輩の行李(こうり)を開けていた...
池谷信三郎 「忠僕」
...行李(こうり)そこそこかの地を旅立ち...
泉鏡花 「活人形」
...彼等は数個のま新しい柳行李を携えてもどって来た...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...三藏は何だか足らぬ勝ちの旅仕度を氣の毒に思うてゐたので「胴著なら僕のをやらう」と言つてガランとした行李の中に轉がるやうに這入つてゐたのを出して來る...
高濱虚子 「俳諧師」
...着物を入れた行李(かうり)一つを携へて...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...そして甥が行李の底に収(しま)っていた白鞘(しらさや)の短刀を捜したが...
徳田秋声 「黴」
...一方には柿崎村民が褌(ふんどし)を以て櫓綱(ろづな)となし大小(刀)行李(こうり)などその中にある漁舟の漂着したるを認め...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...僕の室(へや)に置いてある荷物を始末したら――行李(こり)の中には衣類その他がすっかり這入(はい)っていますから...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...戸棚(とだな)の奥の行李(こうり)の後(うしろ)へ投げ込んでしまったのである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...一と通り洗って自分の行李(こうり)へ入れて置いたのも行届いた悪企(わるだく)みだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「それじゃこれか」竹行李(たけごうり)を引出して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」時ちゃんはぶざまな行李がなくなったので...
林芙美子 「新版 放浪記」
...柳行李の中には赤茶けた虫が何十匹となくもそもそと這ひ廻つてゐた...
北條民雄 「続重病室日誌」
...自分の行李(こうり)から用意の薬を取り出し...
正岡子規 「病」
...それどころかきわめてしばしば自分で行李をかついで歩いた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私はそれを工兵隊が残して行った大行李の荷物か...
夢野久作 「戦場」
...押入の行李(こうり)まで...
吉川英治 「松のや露八」
...それを行李に收め...
若山牧水 「樹木とその葉」
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