...こんな毛だ物同樣の野蠻人種が籠つてゐるほら穴より外に...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...臆病なれば、臆病で心配し、蠻勇あれば、蠻勇で心配す...
大町桂月 「碓氷峠」
...蒙古とか滿洲人などは野蠻民族で...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...見違(みちが)へる樣(やう)に蠻色(ばんしよく)を帶(お)びた彼(かれ)は...
夏目漱石 「門」
...多分南蠻筋(なんばんすぢ)の祕法の毒藥でもあらうかと――」「平次...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは由比正雪が島原で調合を教はつたといふ南蠻祕法の大毒藥で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一本には唯今申上げた南蠻物の毒酒が入つてをり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎の蠻聲(ばんせい)でも道を開いてはくれません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「御用だツ」八五郎は蠻聲と共に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ヘレニズムの文化に對する野蠻主義の抗爭である...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
......
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...今日(こんにち)の野蠻人(やばんじん)の中(なか)にもまたそれが見出(みいだ)されますが...
濱田青陵 「博物館」
...野蠻なる朝鮮人なれば必ず我に向て無禮を加へたることもあらん...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...唯ヒイスを※ひ岩の飾りをつけてゐるきりであつた――其處では野趣は野蠻に變じ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...十六本の圓い蠻刀は...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...なんとなく野蠻です...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...私はあなたくらゐ絶えず自分の外側において野蠻な不安を感じてゐる人を知りませんし...
堀辰雄 「室生さんへの手紙」
...「時(とき)を打殺(うちころ)してるのは彼(あ)れだ!其頭(そのあたま)を刎(は)ねて了(しま)へ!」と叫(さけ)びました』『何(なん)と云(い)ふ野蠻(やばん)な事(こと)でせう!』と愛(あい)ちやんが叫(さけ)びました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
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