...或は鎌倉武士以來の關東武士の蠻性が...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...藤公の一缺點はその野蠻主義を押し通す勇氣に乏しかつたところにあり...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...南蠻鐵(なんばんてつ)の腮(あぎと)をぞ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...此蠻勇(このばんゆう)の力(ちから)...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...つく/\蠻勇(ばんゆう)の難有(ありがた)さを覺(おぼ)えた...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...亞弗利加蠻族のうちで最も原始的な民族であるブッシュメンは非常に藝術的な民族である...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...妙に野蠻なものを食べるのですね...
太宰治 「お伽草紙」
...●住居の工事野蠻未開(やばんみかい)の社會に於ては分業盛に行はれず...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...875867「蠻語」の句はホメーロス詩中只此一行のみ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...蠻人に斬取られた彼の弟デックの右手がしやべつてゐるのに違ひないといふ結論に達した...
中島敦 「狐憑」
...八五郎の蠻聲(ばんせい)でも道を開いてはくれません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...野蠻な……僕は』紳士は對手の權幕に...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...君の習俗を超越した放縱無禮の野蠻に對し...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...あまり野蠻では厭...
長谷川時雨 「春」
...けっして野蠻人(やばんじん)といふことの出來(でき)ない體格(たいかく)の持(も)ち主(ぬし)でありますからこそ...
濱田青陵 「博物館」
...北方の蠻俗の輸入されたものだと云ふ事になる...
原勝郎 「鞦韆考」
...もつと野蠻な、もつと混沌とした、室生さんの言葉を使へば、もつと「ずぼらな」ところのある方法を採るべきであるとされてゐる...
堀辰雄 「「神々のへど」」
...思ひ切つて野蠻な風をしない限りは...
水上滝太郎 「大阪の宿」
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