...餘りに蠻性の露出である...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...野蠻人の私には一番氣に入りました...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...すべての國民を(野蠻國民をすらも)文明に引き入れる...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...輕々しき蠻勇として...
大町桂月 「石田堤」
...野蠻未開國(やばんみかいこく)の中には現(げん)に此風の行はるる所有り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...北面すれば南蠻怨むの境遇に在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...春秋の末年に既に南方に於いて呉若しくは越の如き蠻夷が國を形造つた...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...主人公の詩人 Stelio Effrena は自分より異(ことな)つた人種のものは悉く野蠻人であると云つて...
永井荷風 「新歸朝者日記 拾遺」
...蠻人に斬取られた彼の弟デックの右手がしやべつてゐるのに違ひないといふ結論に達した...
中島敦 「狐憑」
...此家(こゝ)に南蠻(なんばん)物の鐵砲などはありやしないか」「あまり見た事はありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは恐らく南蠻(なんばん)物であらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この酒には矢張り南蠻物の毒が入つてゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎の蠻聲(ばんせい)でも道を開いてはくれません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...南蠻物の毒による毒死に間違ひもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たゞ今(いま)でも馬來半島(まれいはんとう)のある野蠻人種(やばんじんしゆ)は...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...「時(とき)を打殺(うちころ)してるのは彼(あ)れだ!其頭(そのあたま)を刎(は)ねて了(しま)へ!」と叫(さけ)びました』『何(なん)と云(い)ふ野蠻(やばん)な事(こと)でせう!』と愛(あい)ちやんが叫(さけ)びました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...夫人(ふじん)が彼(あんな)に野蠻(やばん)めいた事(こと)をしたのは...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...彼等は来てみて驚いた異境の野蠻な環境と...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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