...蠢動する影が見える...
...彼女の鞄には小さな生き物が蠢動している...
...森の中で、虫たちが蠢動する音が聞こえる...
...砂漠には、砂が蠢動する不思議な風景が広がっている...
...蠢動する海底の生き物たちは、神秘的な世界を見せてくれる...
...めん鶏が砂をかぶつて蠢動する時は雨が降る...
石川三四郎 「百姓日記」
...うごめく胎兒(たいじ)の蠢動(しゆんどう)によりて...
アダ・ネグリ Ada Negri 上田敏訳 「母」
...抗英の蠢動を開始していた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...一日一ぱい机の傍で寢たり起きたり何やら蠢動して...
太宰治 「お伽草紙」
...蠢動(うごめ)く産児を見てにっこりしていた...
徳田秋声 「黴」
...全く種類を異にしたある別の疑懼(ぎく)の念が蠢動(しゅんどう)していた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いったいわれわれは何を時々へんに蠢動するのだろう...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...極左の蠢動(しゅんどう)する処...
戸田豊子 「鋳物工場」
...地面を蠢動する蚯蚓みたいになりはしないかを...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...この世に生息すべき義務を有して蠢動(しゅんどう)する者は...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...生殖させないこととで蠢動してるんじゃないのかい」といって小倉は大声立てて笑ったが...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...忽ち全身が息苦しく蠢動するのが癖だつた...
牧野信一 「剥製」
...何うしてそんなに私の心の中に蠢動するのであろう...
松永延造 「職工と微笑」
...蠢動(しゅんどう)いたせばとて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...上杉謙信のあやつる与党(よとう)の蠢動(しゅんどう)を殲滅(せんめつ)し尽すまでは...
吉川英治 「黒田如水」
...裏日本へわたる蠢動(しゅんどう)などは...
吉川英治 「私本太平記」
...地上にあってまッ黒に蠢動(しゅんどう)し...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ひそかに他日をうかがう蠢動(しゅんどう)をちらちら見せているだけに過ぎない...
吉川英治 「随筆 新平家」
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