...私たちは蛮民から警戒する必要がある...
...蛮民たちは、自然に暮らす集団の人々だ...
...その地域には蛮民が多く住んでいると聞いたことがある...
...彼は蔑視的に蛮民と呼ばれる集団に同情的だ...
...蛮民に対する偏見は、文明的な社会にとって深刻な問題である...
...寧ろ未醒蛮民と号しそうな辺方瘴煙(しょうえん)の気を感じたものである...
芥川龍之介 「小杉未醒氏」
...また野蛮民等がその身辺から収集した原始的の経験とさえも融和しないものである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...支那の如き文明国でなくて韃靼(だったん)種族の如き野蛮民族であったからして...
大隈重信 「日本の文明」
...あるいはアフリカあたりの植民地の蛮民か...
大杉栄 「日本脱出記」
...音楽舞踊はいかなる野蛮民族の間にも現存する...
寺田寅彦 「映画芸術」
...それだからこれは野蛮民の戦争踊りが野蛮民に訴えると同じ意味において最高の芸術でなければならないのである...
寺田寅彦 「映画時代」
...少なくとも私の子供の時分のそれはちょうど野蛮民のそれと同様な超自然的なものであったに相違ないと思われるのである...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...未開時代の蛮民が自然から受けたものに比べて「量」においても優るとも劣らぬばかりでなく「質」においても更に怖ろしいものではあるまいか...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...五に外人と接するには正道を旨とし蛮民といえどもこれを待するに荒暴の所為あるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...千の蛮民をまんざらでもなささうに...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...ニュミイド人(びと)等を嗤((わら))ひしことぞ!此の蛮民等はジュギュルタが...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...そして頑固な蛮民を世界商業に...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...往古蒙昧の世に無智無学の蛮民等が...
福沢諭吉 「女大学評論」
...それと等しく蛮民は妙に動物の鳴音を擬(まね)る故...
南方熊楠 「十二支考」
...その通りアッシリア人も猴を外国の蛮民と心得たらしく...
南方熊楠 「十二支考」
...小アジアのユールーク人が熊や羚羊の飲んだ跡の水を文明人が飲むと自分らごとき蛮民になると信ずるごとく(一八九一年板...
南方熊楠 「十二支考」
...こういう蛮民の中にまで共通な超自然的な霊感によって浸み入ったものと見える...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...蛮民互いに廃殺の隠罪あれば...
吉川英治 「三国志」
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