...荷物を入れるために蛇腹のポケットがついたリュックサックを買った...
...工事現場で電線を通すために蛇腹を使用した...
...この鉛筆削りには蛇腹がついているから、鉛筆が削れる...
...火災時、蛇腹のホースを使って建物内に水を供給することができる...
...カメラの蛇腹部分を延ばして、望遠レンズをセットした...
...窓の外の蛇腹にも...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...すなはち壓搾盤をおしさげる胴の形も今樣の蛇腹のギヤではなくて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...巣のふくれた所が蛇腹から少しつき出ていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その写真器というのは蛇腹が赤いのだから益々変っている...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...先生は「どうもこの蛇腹では大分軽蔑されるから...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...……頭の上の大きな雪蛇腹(コルニッシュ)……そいつがいま壊れて……雪崩(アヴァランシュ)だア!……ちょうど三人の頭の上へ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...人が一人通れるだけの蛇腹(バラベット)が廻っている...
久生十蘭 「ハムレット」
...軒は傾き、蛇腹は落ち、棟の下から大きな亀裂が電光形に壁の上を走って、その亀裂に沿って青苔が生えている...
久生十蘭 「魔都」
...胴蛇腹(どうじゃばら)を伝って...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...蛇腹(じゃばら)のついた胴の廻りが...
火野葦平 「花と龍」
...壞れて落ちた蛇腹(じやばら)の破片に引つかゝつたりし乍ら...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...鎔けた銀の瀑布のようにその蛇腹から垂れ下っているカーテンから...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...――ペーセポリス18の神殿のぐるりの蛇腹にあるにやにや笑っている仮面の眼からのたくり出ている毒蛇のように――彼の快活さの閃きにさえも織り込まれているのだった...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...隅に米国製の蛇腹(じゃばら)机がある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...この間蛇腹にあいてゐる穴を一日掛りでつくろつて見たら...
牧野信一 「歌へる日まで」
...いやらしい蛇腹文様(じゃばらもよう)があって...
室生犀星 「生涯の垣根」
...透し柱・台輪(だいわ)・軒蛇腹・はてはコリント式のドリア式のと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...蛇腹も金である...
和辻哲郎 「鎖国」
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