...』当時の宗教裁判は蚤取眼で新思想や学説が正統の教理と撞着する点を捜し出そうとしていたから...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...蚤取眼(のみとりまなこ)で小切(こぎれ)を探して...
泉鏡花 「婦系図」
...蚤取眼(のみとりまなこ)になったり...
辰野隆 「愛書癖」
...みんな慾の深そうな顔をした婆さんや爺さんが血眼(ちまなこ)になって古着の山から目ぼしいのを握(つか)み出しては蚤取眼(のみとりまなこ)で検査している...
寺田寅彦 「札幌まで」
...彼が先刻から蚤取眼(のみとりまなこ)で...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...もう一度蚤取眼(のみとりまなこ)でその邊をウロウロして居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...到る處蚤取眼で石鏃を探しあるくと...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...蚤取眼(のみとりまなこ)になって校合(きょうごう)をするもの...
二葉亭四迷 「浮雲」
...そんな事をもしや邦書に載せあるかと蚤取眼(のみとりまなこ)で数年捜すと...
南方熊楠 「十二支考」
...その実例を蚤取眼(のみとりまなこ)で探している...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...蚤取眼(のみとりまなこ)でたずねていても...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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