...これを蚕玉(まゆたま)といふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...蚕業新報社の社長で竹沢章という人がありました...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ある家では養蚕に成功して身代がその三倍になつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...宿の二階から毎日見下ろして御なじみの蚕種検査の先生達は舳(へさき)の方の炊事場の横へ陣どって大将らしき鬚(ひげ)の白いのが法帖様(ほうじょうよう)のものを広げて一行と話している...
寺田寅彦 「高知がえり」
...以前専(もっぱ)ら穀作(こくさく)と養蚕(ようさん)でやって居た北多摩郡が豊多摩荏原に代(かわ)って蔬菜(そさい)や園芸品(えんげいひん)を作る様になり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...之は養蚕家(主として農民)にとっては極度に不利で...
戸坂潤 「科学論」
...町の一郭を蚕食してる眼に見えない病菌――それらに眼をやるだけで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...既にその痛手を受くる前にみな秀子に蚕食せられ強奪せられてしまっていた...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...巨大な石蚕(せきさん)のような下水道をよく知りつくし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...忽然と雲の中――蚕の作りかけの繭さながら...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...そうして養蚕(ようさん)の忙(せわ)しい四月の末か五月の初までに...
夏目漱石 「門」
...秋蚕(あきご)のはきたてとかいへるに懸りしより...
樋口一葉 「ゆく雲」
...隣室は蚕の道具などがしまつてある納屋のやうな部屋でランプも燭らなかつたのが...
牧野信一 「湖の夢」
...おひさは今夏蚕が三眠からおきたところで田舎で大働きをやっている様子です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お多福豆を本式に煮ても最初から三日位かかります」妻君「あの大粒な蚕豆(そらまめ)ですか...
村井弦斎 「食道楽」
...蚕婆(かいこばばあ)が乗(の)っていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――この広い坂東の曠野では、毎日、東から陽が出て、西に陽が沈んでいるだけのように、貴様などの眼には、見えるかもしれぬが、どうして、間(ま)がな隙(すき)がな、那須、宮城(みやぎ)などの、東北の俘囚(ふしゅう)や、四隣の豪族が、一尺の土地でも、蚕食しようと、窺いあっているのだぞ...
吉川英治 「平の将門」
...春蚕夏蚕秋蚕と飼いあげるとその骨休めにこの山の上の温泉に登って来る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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